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何も起こらなかった人生に奇跡を起こす マインド・クリアリング(大和出版)
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生き方・教養
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第6章 “自分に還る”と人生は輝き出す

『何も起こらなかった人生に奇跡を起こす マインド・クリアリング(大和出版)』
[著]牧野内大史 [発行]PHP研究所


読了目安時間:19分
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 旅の途中で、余命宣告されたという男性に出会ったことがあります。



 彼はずっと「いつか小説家になりたい」と思って生きてきたそうです。


 しかし、何か文章を書こうとすると、彼の中にいる冷静な彼が「そうするべきではない理由を知っているよ」と言って、あれこれしゃべりはじめました。


「作品を読んだ人は笑うかもしれないな」

「きっと自分にはたいした才能もないだろう」

「新しいことに挑戦するほど若くもないし」

「もっと文章力を磨いたり、もっと知識が必要なはず」



 どれも、もっともらしい理由に思えました。


 そのまま日々の生活に追われているうちに、いつしか彼は自分の中に「表現したい」という思いがあることすら忘れてしまったころ、はっと気づきました。


「いったいこれまで何を待っていたのだろう?」



 この人生が思っていたほど長くないことを知ってから、やっと彼は自分の作品を書きはじめました。



 終わりが見えることで、残りの時間をどう過ごすのかがクリアに見えてくることがあります。


 これまで彼を制限していた「すべきでない理由」はすべてクリアリングされていました。


 すると、創作活動は、ただそれ単体で完結します。


 それを表現することで何かを手に入れようとも、何かを解決しようとも、彼は思っていませんでした。


 それまでの「いつかそのときが来たら表現したいなぁ」を続けることをやめて「今、ただ表現する」ことにしたのです。


人生で起きるのを待っていることがあるとしたら何だろう?




 僕が住んでいるところでは、冬に花火大会があります。


 あるとき花火を見ながら、ふと、「あと何回、この花火を見ることができるのだろう?」と考えました。1年に1回として長生きしたとしても、ほんの数十回。


 意外と少なかったことに愕然としました。



 僕たちはつい、自分が永遠に生きるようなつもりで毎日を過ごしてしまいます。


 今打ち上がった花火について言えば、その花火はその一発だけ。同じ花火は、二度と見ることができません。


 僕たち、それぞれの人生も過ぎてしまえば、あっという間の花火のようなものでしょう。


 時空を超えて世界を見ると、それまでとちがった世界が現れてきます。



 たとえば、この人生が終わるときを想像してみます。


 何十年後かはわかりませんが、年をとり、老いて、この体を去る前に、これまで来た道を振り返ってみる。そのとき、どんな世界が見えるでしょうか?



 死から生を見るとき、人生とはどういうものなのかが、見えてきます。


 誰もがたった一人で生まれ、たった一人で息をひきとります。


 物理的な肉体をおいて光のトンネルを抜けるとき、家族だって連れては行けませんし、この人生で手に入れたどんな財産も持っていくことはできません。


 やり残したことがあって後悔しても、思う存分に生きたと満足しても、同じようにこの世界から去る瞬間がやってきます。



 ひとつの生は、死をもって完結します。


 そして、ただ自分の経験だけが記憶として残るのです。



 自分にとって一番遠い未来をイメージしてみると、自分はどう生きるのか、クリアになることがあります。


 では、100年後ではどうなのか。


 世界はどんなふうに変わっていて、そこから今のあなたはどんなふうに見えてくるでしょうか。


 次に、1000年後では……。



 今度は、あなたが生まれる前はどうでしょう。


 あなたの両親はどんな人生を生きてきて、祖父母にどのように育てられてきたのでしょうか。

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