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モノが多い 部屋が狭い 時間がない でも、捨てられない人の捨てない片づけ
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PART3 片づいた部屋をラクに維持しよう

『モノが多い 部屋が狭い 時間がない でも、捨てられない人の捨てない片づけ』
[著]米田まりな [発行]ディスカヴァー・トゥエンティワン


読了目安時間:30分
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毎週30分の点検作業と棚卸し




 整理・収納の山を無事に越えて、すべてのモノに正しい定位置が収まったあとは、この状態を「維持すること」について、話していきます。


 以前、知人に、「『3時間で変われる、片づけの教科書』というタイトルの記事があったら、読みたい?」とヒアリングしたことがあります。

「片づけが苦手だから、ぜひ読みたい!」「たった3時間で学べるなら、学んでみたい!」


 などとさまざまな意見が出たのですが、ある女性からこんな声がありました。

「片づけって、隙間時間にちょちょっと整えるだけじゃないの? 3時間も何をやるのかしら……」


 聞いてみると、彼女は自分自身も、親御さんも、必要なモノ以外は所有しないミニマリスト。最初からモノを必要数しか持たないので、彼女にとっての片づけは「少しずれているモノを元の場所に戻す、ちょっとした作業」のことを指すのだそうです。


 ふだんからモノの定位置が正しく定まっていて、「使ったら定位置に戻す」という仕組みができていれば、片づけは「さっと直すだけ」の軽い作業になります。

「ちょちょっとやれば、気持ちのいい、なんてことのない作業」にまで落とし込めれば、もうそれは、片づけの達人の境地です。



 実際、前述と同じ関東在住600人を対象に行った自主調査の中で、整理収納意識の高いグループと低いグループとでは、1回の片づけにかかる時間が異なるということがわかりました。


 この調査で、整理収納意識の高いグループの7割が、片づけを30分以内に終わらせています。そのうち3割は、片づけを10分以内にささっと済ませています。


 一方で、整理収納意識の低いグループでは、5割が1時間以上、2割が2時間以上、片づけに時間を割いている状況です。


 つまり、一度うまく片づければ、そのあとの維持はラクになり、ラクになるからこそ片づけ頻度が増えてきれいな状態を保つことができるという好循環をつくることができます。


 反対に、ふさわしい定位置が定まらないまま、やみくもに片づけても、時間ばかりかかって成果が出ず、片づけが面倒になるという悪循環に陥ります。


 せっかく片づけたのなら、そのあともずっときれいな部屋を維持できるように、好循環をつくっていきましょう。


指定席以外に座っているモノがいないか、5分で点検作業をする



 新幹線で、車掌さんから切符の確認をされたことはありますか?


 東海道・山陽新幹線の自由席車両では、1席ずつ声をかけ、切符を確認する「検札」を行っています。前の座席から順に全員の切符を確認します。切符を持っていない人がいないか、1人ひとり丁寧に声がけして確認するのです。


 一方で指定席車両では、全席の切符確認は行わず、「予約が入っていないのに席に人がいる場合」のみ、声かけをします。「予約があり、人が座っている」場合、よほどパッと見でおかしくない限り、何も声をかけません。


 部屋のメンテナンスは、この指定席の声かけに似ています。

「指定席以外に、勝手に座っているモノはないか?」を確認するだけなのです。



 たとえば、部屋のだいたいのモノが定位置通りにピシッと並んでいる中で、一部の洋服がクローゼットにごちゃっと突っ込まれているとします。3㎝間隔でそろえたハンガーの整列がくずれていることに気がついたら、3㎝の間隔に直します。


 あるいは、机の上に、届いた郵便物がポンと置いてあるとします。郵便物を開封して、定位置に収めます。


 これで、終わりです。


 自分の定めた定位置が適切であれば、「毎日の中で使用したモノ」がちゃんと定位置に戻っているはずなので、この点検作業は5分もかからずに終わるでしょう。


出したモノを戻すのが億劫になりがちな人は「仮置きボックス」を活用する



 平日がとても忙しくて、使ったモノを元に戻すのも億劫な人は、仮置きボックスの設置をおすすめします。



 図書館の「閲覧返却台」を見たことはありますか?


 図書館の定位置の管理は、ジャンル・筆者・内容で細分化されています。司書さんしか管理ロジックを理解していません。そのため、棚の前で立ち読みでもしない限り、本を読んだあと、元の棚に本を戻すのは、素人では至難の技です。


 ここで素人が気を利かせて、適当な棚に本を戻したとします。定位置に本は戻らず、司書さんもどこに戻されたか気づかず、本は「なくなった状態」となり、大迷惑です。


 正しく元の位置を把握していない素人が下手に戻すよりも、返却台にごそっと本を置いてもらって、プロの司書さんが正しく棚に戻すほうが、確実に本は定位置に戻ります。


 この考え方を応用するのが、「仮置きボックス」です。仮置きボックスは、次のようなものをガサッと入れておく場所です。


平日なんとなく出したけれど元に戻すのが億劫なモノ

今週家にやってきたけれど、定位置を決められていないモノ



 平日から完璧に部屋をきれいに維持することはあきらめて、よくわからないモノはとりあえず仮置きボックスに入れていきましょう。たとえば、いただきもののキーホルダーや、友だちに貸していたけれど最近返ってきたDVD、新しく購入した雑貨などです。


 そうして、毎週仮置きボックスの仕分けを行う「点検作業」を習慣にします。通常は5分程度で終わるはずです。




 注意点としては、仮置きボックスを、週に1回、必ず空にすることです。


 仮置きボックスの中身が把握できないまま、中身が増えていくのは非常に危険です。

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