『英語がニガテで高校時代に「E判定」だったボクが超有名大学へ進学しカリスマ英語講師になってTOEIC(R) L&Rテストで満点を89回もとった 超効率! 英語勉強法』
[著]森田鉄也
[発行]すばる舎
◆「3ヵ月先」がちょうどいいワケ
突然ですが、TOEICを受験すると決めたら、最初の試験日を「3ヵ月後」に設定しましょう。
少し驚かれた方もいるでしょうか。
試験日という期限を設けることで緊張感が生まれますから、勉強にメリハリが出ます。
期限を設けないと、勉強していてもダラダラ間延びしてしまいます。絶対にオススメしません。
大学受験だってそうです。高校3年生であれば、残り「○ヵ月」と期限が決まっているからこそ、追い込まれて勉強するわけです。
その期限がなかったら勉強はなかなかできません。
一方、試験日が近すぎると、ただ受験しに行くだけになりかねません。やはり「3ヵ月後」がベストでしょう。
◆目標スコアアップの設定
試験日が決まったら、目標スコアを決めてください。
1章で決めた最終目標はあくまでゴールです。
現在のスコアとかなり開きがある方は、残りの日数で到達可能な目標スコアを設定しましょう。目標スコアが高すぎてしまうとモチベーションが維持しにくいからです。
スコアは、もともとのスコアが低いほど点数をアップしやすく、ハイスコアなほど点数の上がり幅は小さくなります。10点や20点は誤差の範囲です。
スコア別にお伝えしておきましょう。
●200点、300点のロースコア…グンと点数アップさせることが可能
●600点…最低50点くらいの上げ幅が現実的
●900点…600点レベルの人と違い、50点上げるのは至難の業
もう1点付け加えておくと、もともとの英語力が高い人が本書で紹介する「TOEICの解き方」を身につければ、今のスコアが低くてもどんどん伸びていきます。
「英語力が高い」とは、聞く力や読む力など、何らかの能力が1つでも高い状態です。
逆に、TOEICの解き方ばかり詳しくて、英語力が低いと点数は上がりづらいと言えます。
◆受験に最適な時期がある?
もしあなたがいつ受けようか迷っているのなら、9月がオススメです。夏休みシーズンなので、比較的勉強時間を確保できる時期だからです。
他にも、読者の皆さんが置かれている状況によって、最適な時期があります(※ただし、地方によって開催される月は異なる)。
●ビジネスパーソン…査定や人事異動の時期に合わせて、「1・5・9月」
●学生…長期休みや、3年生以降は就活に合わせて、「1・7月」
勉強計画も綿密に立てる必要がありますが、受験時期もしっかりと考えていきたいものです。