『[図解]宮本武蔵と「五輪書」 仕事に使える絶対不敗の法則』
[著]武田鏡村
[発行]PHP研究所
固定化はすべて死に至る道だ
◆固定は死、自在は生なり
武蔵は「水の巻」で太刀の持ち方をはじめ、足の運び方、体の構え方など具体的な剣の使い方を説いている。その中から現代にも通じるものを抽出してみよう。
・太刀を手に取るときは、手に緩みがあってはいけない。「敵を切る」ということを思って対することである。
いったん太刀という武器を手にしたなら、その目的である「敵を切る」ということに徹することである。中途半端な気持ちで武器を手にしたら、その時点で勝負が決まるということである。
これは仕事に取りかかるとき、中途半端な気持ちで向き合うのではなく、真剣に取り組めということである。