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「話す」は1割、「聞く」は9割(大和出版) どんな人とでも会話が途切れない究極の方法
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生き方・教養
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STEP1 まずは知っておきたい「聞き方の新基本」

『「話す」は1割、「聞く」は9割(大和出版) どんな人とでも会話が途切れない究極の方法』
[著]丘村奈央子 [発行]PHP研究所


読了目安時間:18分
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 では、どうやって「聞き上手」の状態を再現すればよいのでしょうか。この章では「聞き方の新基本」について細かく考えていきましょう。



 私たちの「聞く」行為は、分解すると次のような3層に分かれます。ピラミッド型になっているのは、1層目の土台がしっかりしてから2層目が乗り、2層目が固まったら3層目を乗せられる、という構造がピラミッドと同じだからです。




 いわゆる会話術やノウハウ本に載っているテクニックは、実は2層目にある要素です。「たくさんうなずく」「真正面には座らない」「オウム返しをする」など、あなたもいくつか聞いたことがあるのではないでしょうか。


 これは相手に気持ちよく話してもらうために使うものです。


 次に2層目までが可能になった上に積まれる3層目が、取材やヒアリングなど「聞く目的」を持った会話です。ただ会話を楽しむだけでなく、相手に必要な情報を話してもらわなければいけません。会話としては一番高度です。



 2層目、3層目はよく知られています。しかし、その下にはこれらを支える【自分が気持ちよく聞ける】という1層目が存在します。ここを忘れて2層目のテクニックから入ってしまうと「聞き上手」になるのは困難です。


 なぜなら、その聞き方は自分自身が気持ちよくないからです。



 先ほどの「尊敬する先輩の話なら聞く」「好きなタレントの話なら聞く」を例にすると分かりやすいでしょう。無意識にでも「聞き上手」の姿勢になれたのは、「私が聞きたい」「私が知りたい」という欲求があったからです。自分から積極的に情報を得たい、もっと聞きたいと考えて質問を出すのでよい聞き手になれたのです。



 能動的な関心を持って「気持ちよく聞ける」状態になれば、誰もが自然と話に惹かれて身を乗り出します。関心があれば会話に出てくるものや人物が面白く感じられ、自分の中にある「知りたい気持ち」から質問がどんどん生まれてきます。


 そのとき、テクニックはあまり関係ありません。自分が聞きたいと思えるかどうかだけが問題です。



 反対の「気持ちよく聞けない」場面を想像すると、1層目の大切さが分かります。


 自慢話にうんざりして「早く終わらないかな」と気もそぞろだったり、自分と異なる意見が出て遮りたくなったりするのは「気持ちよく聞けない」状態です。


 この心理が続くと、相手の気持ちが会話から離れてしまいます。そもそもこちらに聞く気持ちや姿勢がないのだから仕方ありません。「聞く気がないのか」「この人嫌だな」「つまらないな」と思われて、会話が途切れます。



 誰でも、楽しい振りだけの人や関心が薄い相手とは会話をする気が失せるのではないでしょうか。そんな相手には大切な情報や気持ちを渡しませんよね。


 聞き手に「気持ちよく聞ける」という1層目がなければ、その上に何を積み上げても話し手にとってムダです。これは話す立場になったとき痛感します。



 私が指先にネイルアートを施していたとき、名刺交換で爪を見て話題にしてくれる人がたくさんいました。皆さん「きれいな爪ですね」と褒めてくれます。私は「ありがとうございます」と笑顔で返します。


 ネイルアートの経験者は分かると思いますが、「本当にネイルに興味がある人」だと次々といろんな関心事が生まれます。

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