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本当に良い医者と病院の見抜き方、教えます。(大和出版) “患者の気持ちがわからない”お医者さんに当たらないために
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雑学
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3章 自分を守るために必要な病の知識(基礎編)

『本当に良い医者と病院の見抜き方、教えます。(大和出版) “患者の気持ちがわからない”お医者さんに当たらないために』
[著]大塚篤司 [発行]PHP研究所


読了目安時間:24分
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診療科の選び方


 あなたは病気になったとき、どの診療科を選びますか?


 そもそも診療科はいくつあるのでしょうか?


 京都大学医学部附属病院が公開している平成25年の資料によると、内科、外科、眼科、皮膚科などを標榜している診療科は21個あります。


 代表的な診療科について、一般の方にアドバイスするポイントをまずはあげます。それぞれ専門の医者から見れば「うちの診療科はもっと複雑だ」とご指摘を受けるかもしれませんが、どうかこの章の最後まで読んでいただきたいと思います。



 内科


 体の不調があったときにまず受診を考える診療科。



 神経内科


 手がしびれたりめまいがしたり、神経の異常があるときに受診する診療科。



 消化器内科


 吐き気や下痢、腹痛などお腹の症状があるときに受診する診療科。



 免疫内科


 原因不明の体の不調やリウマチなど、検査をしてはじめて免疫に異常があることがわかり、受診する診療科。



 内分泌内科


 糖尿病や甲状腺の病気など、ホルモンが関係する病気を診る診療科。



 腫瘍内科


 抗がん剤を扱う診療科。どこの臓器にがんができたかは関係なく、抗がん剤治療を必要とする患者さんを診る。



 外科


 一般病院では怪我をしたときにまずはかかる診療科。大きな病院になると、病気を発見して手術が必要となった患者さんを診ることになる。



 脳神経外科


 脳出血やくも膜下出血、頭をぶつけたときなどに受診を検討する診療科。



 小児科


 15歳までの子どもが病気にかかったときに受診する診療科。



 精神科、心療内科


 うつ病などの心の病気にかかったとき。精神的な負担が多く、日常生活に支障をきたすときに受診する診療科。



 眼科


 目に異常を感じたときに受診する診療科。



 耳鼻科


 耳や鼻、のどに異常があるときに受診する診療科。めまいも耳鼻科の病気の可能性もある。



 皮膚科


 皮膚に異常が出たときに受診する診療科。髪の毛や口の中、陰部を診ることもある。



 整形外科


 骨折などの怪我をしたときに受診する診療科。



 形成外科


 指を切った、顔に怪我をしたなど、傷をきれいに治すことが必要なときに受診する診療科。



 泌尿器科


 おしっこの出が悪い、腎臓に異常があるときに受診する診療科。腎臓の異常は、腎臓内科が担当する場合もある。



 産婦人科


 妊娠や出産では産科。月経の異常や性器からの出血などは婦人科を受診。



 これら以外にも、内科や外科は細かく分類されます。また、患者さんがあまり会うことがない診療科に、病理診断科、放射線科、麻酔科などもあります。


 さらにややこしいことに、同じ病気なのに別々の科で診ることもあります。たとえば、ぼくが専門としている皮膚科ではやけどの診療をしますが、やけどは形成外科で診ることもありますし、病院に運ばれてきた一番はじめは救急救命科で治療します。



 こうなってくると数多くある診療科の中から、あなたは自分の症状にあわせた適切な科を選ぶことができるでしょうか?


 とても難しいと思いませんか?


 ここでぼくの体験談をひとつ紹介したいと思います。


 先日、千葉の実家の母親から連絡がきました。

「お父さんが胃が痛いと言って寝られないみたい」


 母親の話によると、父親は夜中の間ずっと胃に強い痛みを感じて、一睡もできなかったそうです。


 胃を専門とする診療科は消化器内科です。手術が必要な場合は消化器外科になります。たとえば、「胃が痛い」という訴えから「消化器内科に行った方が良いよ」とぼくがアドバイスしたとします。


 受診先の消化器内科で、父親は一般的な血液検査と内視鏡検査(胃カメラ)を受け、胃に異常がないかチェックしてもらいます。こうして、もし胃に病気があれば治療となりますし、なにもなければ帰宅して経過観察です。


 実際のところ、ぼくは近所のクリニックの受診をすすめました。はじめから総合病院の消化器内科に行くようにはアドバイスしませんでした。


 父親は近所のクリニックで一般的な検査を受けました。


 そこで、「これはおかしい」ということになって近くの総合病院に紹介受診。


 結果は、心筋梗塞でした。


 心筋梗塞の症状として、胃の痛みを感じていたのです。


 多くの方がご存知かと思いますが、心筋梗塞は心臓の血管が詰まる病気で、命に関わります。父親も緊急入院し、カテーテル治療を受けました。幸いなことに、その後は後遺症もなく日常生活を送っています。


 ここで、なにが言いたいかというと、診療科を一般の方が選ぶのはとても難しい、ということです。

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