読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-1
kiji
0
1
1296921
0
本当に良い医者と病院の見抜き方、教えます。(大和出版) “患者の気持ちがわからない”お医者さんに当たらないために
2
0
0
0
0
0
0
雑学
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
おわりに 誰が本当にあなたの幸せを思って言葉を発しているか

『本当に良い医者と病院の見抜き方、教えます。(大和出版) “患者の気持ちがわからない”お医者さんに当たらないために』
[著]大塚篤司 [発行]PHP研究所


読了目安時間:4分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ


 最後まで読んでくださりありがとうございました。


 ぼくが大和出版の編集担当・岡田さんから本書に関してはじめてご連絡を頂いたのが昨年、節分の頃でした。


 岡田さんご自身も喘息を患っており、ぼくが連載しているAERA dot.の記事を読んで共感してくれての出会いでした。それから何度もお会いして、お互いにアイディアを出しながら本書が完成しました。


 病気を患っている方には2種類の人が存在すると思っています。


 不幸な病人か不幸じゃない病人です。


 そして、世の中のたくさんの人が不幸な病人になってしまっていると、医師のぼくは感じています。


 本書の執筆を進めていく中で、

「患者さんとして知りたいことはなんですか?」


 と岡田さんに投げかけたことがあります。

「じっくり考えてみます」


 数日後、岡田さんから送られてきたメールには、医者とのコミュニケーションに関しての疑問や不安がずらっと並んでいました。


 そういえば、ぼくも医者になってから感じていた違和感がありました。

「どうして医者は患者さんが傷つくようなことを言うんだろう」


 不運にも病気になってしまった患者さんたちが、不幸になってしまう原因として“お医者さんとの関係の悪さ”があることには気がついていました。


 ただ、自分だって知らず知らずに患者さんを傷つけているかもしれない。そういう疑念があると、なかなか声に出せない医者としての想いもありました。


 岡田さんからいただいたメールを読んで、ぼくは自分がずっと感じていた医者の言動に関する違和感と、その対処法についてしっかり書いてみようと思いました。


 ほとんどのお医者さんが、良いお医者さんになりたいと思って医学部に入学します。患者さんに優しくしようと心がけて診療しています。しかし、上手にできていない場面が多くあることも知っています。


 本書で書いたように、その原因は性格だったり状況だったりさまざまだと思います。ぼくたち医者の特性を理解して、対処法を考えることで、お医者さんとの関係がすこしでも良くなれば嬉しく思います。


 時代が令和へと変わり、2020年となって、新型コロナウイルス感染症が大きな問題になっています。テレビやインターネット、SNSには数多くの医者が登場し、連日のように彼らの発言・発信が耳に入り目にとまります。


 じーっと観察しているとわかることがあります。それは、患者さんのためを思って発信している医者と、患者さんの味方のフリをして活動している医者がいることです。


 前者の先生方からは、とても静かなで芯の通った強さを感じます。後者の医者からは、センセーショナルで不安をかきおこす強い言葉が飛んできます。


 いま健康な方は、誰が本当にあなたの幸せを思って言葉を発しているのか、ぜひ真剣に考えてみてください。テレビの中の医者でも、目の前の医者でも同じです。


 もしかしたら、医者だからといって特別に考えるのがいけないのかもしれません。


 それは普段の人間関係と同じように想像したらいいのかもしれません。誰かを人生のパートナーとして選ぶとき、お互いが幸せになれるような人と一緒に過ごしたいと思いませんか? 不安や不満を押しつけてくる人と毎日一緒にいたいと思わないでしょう?


 病気を治すのが医者の仕事です。どうして病気を治すのか、それは病気を良くして、病気であるときより幸せな生活を送れるようにするためです。そう考えると、あなたの幸せをその医者が望んでいるかどうかが一番大事なことではないでしょうか。


 誰かの幸せを願うとき、その気持ちは驚くほど静かなものだと思うんです。遠くまで届くほどの勢いはないけれど、平和で静かで強いものだと思っています。


 良い医者と病院を見抜く方法というのは、病院に行かずとも、あなたの幸せを考えてくれる誰かをしっかりと見つめ返すことで学べるものではないでしょうか。


 本書の刊行にあたり、大和出版の岡田祐季さん、文中にお名前を記載させていただいたお世話になっている方々、そして、職場や家族みんなに心から感謝いたします。


 ありがとうございました。


大塚篤司

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:0文字/本文:1681文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次