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それはデートでもトキメキでもセックスでもない 「ないこと」にされてきた「顔見知りによる強姦」の実態
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ルポ・エッセイ
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3.顔見知りによるレイプはなぜこれほど蔓延しているのか

『それはデートでもトキメキでもセックスでもない 「ないこと」にされてきた「顔見知りによる強姦」の実態』
[著]ロビン・ワーショウ [訳]山本真麻 [発行]イースト・プレス


読了目安時間:22分
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「女性が最終的には『ノー』と言っても、男性は単に耳を貸さなかったり、

女性が『もったいぶっている』だけで実は『イエス』を意味していると

勝手に確信したりすることがある」

デートでの慣習がなぜレイプに発展しうるかに関する

学生エリック・ジョンキーの見解



 知り合い同士の男女間のレイプは、大都市でも小さな町でも農村地域でも起きている。あらゆる人種や宗教のグループで、教育レベルや裕福さに関係なく発生する。レイプの根本的要因は主に、男女に教えられる社会的行動にある。


 ドンナとイーライの事例は、ジェンダーロールへの忠実さがレイプに発展しうる過程を示している。18歳のドンナと20歳のイーライはパーティーで知り合い、互いに興味を惹かれた。ふたりきりになると、ドンナは性的な行為をどの段階以上は望まないという意思を、はっきりとした断定的な言い方ではなかったにしろ、言葉で伝えた。イーライは聞こうとしなかったか、そのような抵抗の姿勢(言葉による抵抗と、最終的には肉体的な抵抗も)が別の意味を持つと解釈した。そして自分の欲を満たすために力を行使することにした。


 ここからは、ドンナがイリノイ大学の大学警察に事件を届け出たときの記録の一部である。



 金曜日の夜9時頃にパーティーに向かいました。友人2人も一緒に来てくれました。到着してすぐにお酒を飲みはじめました。友人と談笑し、初対面の人たちとも話しました。その初対面の人の中にイーライがいました。


 その晩はビールを2杯しか飲まなかったので、私はまったく酔っていませんでした。友人を含めて集団で話しているときに、イーライの姿が目に入りました。青いフードが付いた白いロゴ入りのトレーナーに、リーバイスのジーンズをはいていました。イーライの友人が私たちにイーライを紹介してくれたので、学校や地元のことを話しました。



 0時を回る頃、ドンナの友人の1人がパーティー会場を去った。もう1人はドンナと一緒に残った。



 深夜0時45分頃に、イーライが自分の家に来て少し話さないかと私に尋ねました。友人にそれを話しましたが、友人は家に帰ると言ったので、イーライとイーライの友人2人、私と私の友人でパーティー会場を出ました。イーライの友人の運転で最初に私の友人を寮まで送り、それからイーライの家に向かいました。皆で家に入り、イーライと私はテレビの部屋に行きました。


 イーライがテレビを付け、チャンネルを替えて、それからこちらを向いてキスをしました。イーライの友人が部屋に入ってきてしばらく私たちと話をしました。友人が出て行くと、イーライは2階に行かないかと言いました。私は「それはやめとく。ここで話すんだと思ってたから」と言いました。イーライは「ドンナがしたくないことはしなくていいんだよ」と返しました。


 だから私は「何もしたくないの。あなたとは知り合ったばかりだし」と言いました。それでいい、ただ話すだけにしようとイーライは言い、私たちは立ち上がって2階に行きました。



 2人はイーライの部屋に移動した。どこにでもある大学生の部屋といった風に、ベッドと自転車のほかには大して物がなく、服が散乱していた。



 イーライは私にベッドに座るように促し、向こうを向いてドアの鍵を3つ閉めてから私の隣に座りました。そしてすぐキスを始めたので、私は後ろにのけぞりました。イーライがもう一度「ドンナがしたくないことはしなくていい」と言ったので、私ももう一度「私は何もしたくないの」と返しました。イーライはそれを無視して、無理矢理始めました。


 私をベッドに横たわらせ、上にのしかかってきてキスを始めました。私はイーライを押しのけ、言葉で嫌だと言いました。イーライは無視してキスを続けました。


 泊まって行くよう何度も言われ、最初の2回は無視しましたが、結局答えざるを得なくなりました。「やめとく、明日はやることがたくさんあるから家に帰らなきゃ」と私は答えました。イーライは頼むよと言いつづけ、結局尋ねるのをやめました。そのとき私は、これですぐに帰れるだろうと思いました。

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