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頭がいい人のモノの言い方(きずな出版) デキる!と思われる45のフレーズ
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生き方・教養
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第5章 「本音」と「根拠」を織り交ぜる

『頭がいい人のモノの言い方(きずな出版) デキる!と思われる45のフレーズ』
[著]齋藤孝 [発行]PHP研究所


読了目安時間:23分
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会話に少しだけ「本音」を盛り込む


 フォーマルな会議や、重要な案件を取引先へ説明する場合など、緊張するあまり話が四角四面になりすぎて、雰囲気が堅苦しくなることがあります。


 仕事に限らず、同僚や友人とおしゃべりするときも、「自分の話は面白味に欠けて場が盛り上がらない……」という悩みを持つ人はいるのではないでしょうか。


 コミュニケーション能力が高い人は、お互いの心を開きやすくするため、適度にカジュアルな雰囲気をつくり出すことが上手です。


 私はそのための1つの方法として、会話に「本音の話」を盛り込むことがあります。よく用いるのは、「ありていに言えば」「正直に言って」「ここだけの話ですが」といった言い回しです。


 取引先へプレゼンするとき、商品やサービスの新企画を完ぺきに提案できたとしましょう。でもその後、

ただ1つだけ気になっていることがあります。ありていに言いますと、御社の広告は若干、古いイメージがあるので、この機会に宣伝マーケティングの方法も見直したほうがいいと思うのです


 と言ってみると、「じつはそれ、ウチも気になっていたんですよ」と相手も本音を打ち明けてくれるかもしれません。

「正直」な面が見えると親近感を覚える


 あるいは社内で、いままでのシステムを改善するかどうかの議論になったとき。「いまのシステムをこのように変えれば、これだけ業務効率が高まります」と理屈で説明した後、「率直に言えば、会社のシステムが新しく変わるだけで、作業ストレスが大幅に減ります」とひと言付け加えると、聞くほうも「システム改革はそんなに重要なのか」と思って、受け取り方も違ってくるでしょう。


 私が講演会で話をするときも、「正直に言って、これはここだけの話なので、SNSでつぶやくのはご遠慮くださいね」と言うと、みなさんの表情が一気に和らいで、会場がリラックスした雰囲気に包まれます。


 他人の本音や裏話を聞くと、秘密を共有している感じがするので、お互いちょっと距離が縮まった気分になるのでしょう。


 もちろん、本音を言い過ぎると関係性が壊れることがあるので注意が必要ですが、本音を小出しにする人のほうが、親近感を覚えやすいのは間違いないでしょう。

αの語彙力

(ばん)(しょう)()()わせ】

催事に招くとき参加を促す丁寧な言い回し。

「万障お繰り合わせの上、ご出席くださいませ」

αの語彙力

(ほう)(ねん)

気にかけないこと、心配しないこと。

「なにとぞ、ご放念ください」




いつも複数のアイデアを考えておこう


 議論や話し合いというのは、賛成も反対も含めてみんなで意見を言い合いながら、なにかしらの結論に導いていくことが目的です。


 ですから、自分の意見に反対されただけで、思考が止まってしまうようでは、話し合いになりません。


 逆に、反対意見が出てもあの手この手でうまく切り返して、発展的な方向性へ持っていく人のほうが、話し上手で頭がいい印象を持たれるのです。


 第1章では「折衷案」を提示する言い方について述べました。


 もう1つ、自分の意見を通して、なんとか相手から「YES」をもらいたい場合は、「ここまでだったら妥協できる」「こういう方法でも自分がやりたいことはできる」と思える「代替案」を用意しておくのも有効です。

議論では「お互いの利益を最大化」する

「にほんごであそぼ」の番組会議の場では、みんな「これでもか!」というほどアイデアを出し合います。


 一般論より、おもしろい具体案をどれだけ出せるかが勝負ですから、現実味のないアイデアに対しては、反対意見も出ます。しかし、そこで議論が止まると、おもしろい企画はなにも決まりません。


 そのため、自分が「これは絶対におもしろい!」と思う企画や、やってみたいと思う企画を出した人は、たとえ反対されてもひたすら代替案を出し続けるのです。そういう人は、一発で頭がいい人という印象を与えます。


 逆に、組織でよくあるケースは、考えが古く否定的で、人の意見を潰してばかりのデストロイヤー(破壊者)のような人がいることです。


 自分が精いっぱい考えたことにダメ出しされたうえに、相手から代替案も出なければ、生産的な話し合いはできません。


 ですから、デストロイヤーに勝つためにも「代替案としてはこういうアイデアも考えられます」と、次の一手を打てるように準備しておくのです。

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