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楽天家でなければ生きられない 自分に合った生き方の選択
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生き方・教養
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楽天家に末世の思想はない

『楽天家でなければ生きられない 自分に合った生き方の選択』
[著]邱永漢 [発行]PHP研究所


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 鄧小平は()(ごう)を頼まれた時に、好んで「楽観」という二字を書くそうである。中国共産党の独裁者として、中国人の間でも()()(ほう)(へん)の多い人だが、ソ連の解体を先頭に、世界中を震撼させた共産体制の崩壊を目の当たりにしながら思い切った方向転換をして、中華人民共和国を改革開放路線に導いていった手腕は、天安門事件のようなマイナス面はあるにせよ、後世、高く評価されるべきものであろう。


 私などの人生も、学生時代に机を並べたクラスメイトや物書きの同業者に比べると、心の休まるひまもないような波瀾万丈の人生であるけれども、フランスに留学していたチビッ子の鄧小平が中国共産党に加わり、中国国民党と死闘を続けながら、毛沢東の下で共産党の天下を築き上げていった紆余曲折の人生には比ぶべくもない。とりわけ毛沢東に睨まれて二回も失脚したにもかかわらず、その屈辱に耐えながら毛沢東の死後、毛沢東に劣らない実力者として返り咲いた頑張りと人使いのうまさは、蔣介石といえども、また毛沢東といえども一目も二目もおいて然るべきものであろう。


 その人生は山あり谷ありで、いつも壁にぶつかったり、行く手を遮られたりして、一寸先は闇という目にさんざんあわされたに違いない。それでも自分の人生をふりかえって見て、「楽観」という二字で要約するところを見ると、自分が今日まで生きてこられたのは、どんなに苦しい目にあわされても決して悲観せず、途中であきらめたりしなかったからだと自ら頷くところがあったからに違いない。

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