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「呼吸法」で強い身体と心をつくる(KKロングセラーズ)
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くらし
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第2章 白隠禅師の丹田呼吸法はすごい

『「呼吸法」で強い身体と心をつくる(KKロングセラーズ)』
[著]河越八雲 [発行]PHP研究所


読了目安時間:14分
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◉禅病を回復させた白隠禅師の丹田呼吸法




 白隠慧鶴(はくいん えかく)は、臨済宗中興の祖と称される江戸中期の禅僧です。正宗国師。悟りの後の修行(悟後の修行)の重要性をはじめて説いた方です。生涯に三六回の悟りを開いたといいます。


 また、菩提心(四弘誓願・悟りを求める心のこと)の大切さを説き、菩提心がない修行者は「魔道に落ちる」と、自身の著作に綴っています。


 生涯において、この四弘誓願を貫き通し、民衆の教化および弟子を育てた方です。



 一六八六年駿河国原宿(現・静岡県沼津市原)にあった長沢家の三男として生まれました。一五歳で出家して諸国を行脚して修行を重ねました。


 信濃飯山の正受老人(道鏡慧端)に、あなぐら禅坊主と厳しく指弾され、その指導を受けて修行を続け、老婆に箒で叩き回されて悟りを得たというのです。


 のちに禅修行のやり過ぎで禅病・心身の不調で長年苦しみ、方々を尋ね歩いて、ようやく京の北白川で石川丈山の弟子、白幽仙人に出会います。


 必死に教えを乞うて、「内観の秘法」を授かることができ、禅病より回復しました。


 この経験から、禅を行うと起こる禅病を治す治療法を考案し、多くの若い修行僧を救いました。


「内観の秘法」は気海丹田式の呼吸法であり、天台小止観と同じとも言っています。


 また、このときに瞑想法である「軟酥の法(なんそのほう)」も伝授していただきます。


 地元に帰り、その頃、衰退していた臨済宗を復興させました。


「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」


 とまで謳われました。現在も、臨済宗十四派は、白隠を中興の祖としているため、彼の著した「坐禅和讃」を坐禅の折に読誦するのだそうです。


 彼は、禅画も多数描いています。


●心身は剛健である。しかも気力は二〇代三〇代の頃より充実している


 白隠禅師があらわした代表的な著書『夜船閑話』には、「内観の秘法」である気海丹田式の呼吸法が詳しく語られています。



 その一部を現代語で紹介してみます。

「私白隠はいま、古来稀なりという七〇歳を超えているけれど、少しの病いもなく歯もグラグラしないで、目と耳はますますはっきりしてきて、疲れを感じることもない。


 毎月二回の説法でもやる気が起こらないということもなく、近隣の村々の人々三百~五百人を前にして説法することもある。


 また、雲水の僧に対して激しい説法をすることもある。それも五百回や六百回にもなるが、説法を中止したり、休んだりすることもない。

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