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あなたの才能があなたを苦しめる
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生き方・教養
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第2章 嫉妬の攻撃をはねのける!

『あなたの才能があなたを苦しめる』
[著]大嶋信頼 [発行]すばる舎


読了目安時間:23分
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1 調子に乗ると叩かれる?


 

「絶好調」のあとに必ずくる「絶望感」


 

・会社で賞をもらったら、同僚から「あれはあいつの力じゃない」と陰口を叩かれる

・結婚が決まったら、女性の先輩から「もともと仕事は本気じゃないもんね」と嫌味を言われる

・ツイッターでフォロワーが少ないときには、良いコメントしかつかなかったのに、フォロワーが増えるにつれ、アンチが増えてきた


 

嫉妬は本当にやっかいです。

とくに才能がある人は悪口を言われたり、足を引っ張られたりして、嫌な思いをしたことが多いかと思います。


 

目に見える成果が出ていないときは、みんな応援してくれていたのに、うまくいき始めたとたん、協力してもらえなくなった、という経験もある方もいるでしょう。 

これも実は嫉妬の作用の一種。

読者の方からも、本を読んだおかげで仕事がものすごくうまくいっていたのに、急に周囲の人から協力を得られなくなって、孤立してしまった、という声が多く聞かれました。

私も、「これは楽しい! うまくいきそう!」というときにかぎって、周りから攻撃されてうまくいかない、という経験を何度もしてきました。

そう、うまくいくことが続くはずなんてないと思っていたのです。


 

小学生の頃、私は同級生から仲間はずれにされていました。

学校では全然勉強ができなかったけれど、大人が相手だと、とてもスムーズに楽しく話せるので、「こんなに大人と上手に話せるなんて、もしかしたら実は自分は頭がいいのでは?」と思ったことがありました。

「このまま時が止まってくれればいいのに」と思うくらい、楽しい時間だったのです。

でも、気分がいいときにかぎって、悪いことが起きます。


 

大人と楽しい会話をして家に帰ると、18点の国語のテストをランドセルの底に隠していたのを母親に発見され、「なんであんたは調子に乗って勉強をやらないの! こんなテストの点数を取ってきて!」と母親にひっぱたかれます。

父親が帰ってくると、「どうしてテストを母親から隠していたんだ! 卑怯者!」と畳の上に何度も投げ飛ばされました。

「大人と会話をするほうが楽しい、なんて調子に乗るからこんなことが起きるんだ!」と泣きながら自分を責めます。

ものすごくみじめな気持ちで、「今度こそはちゃんと勉強をしよう!」と固く決心しているのに、次の日、学校に着くなり、いじめっ子が近づいてきて、「お前、最近、生意気だ!」とイチャモンをつけられて、クラスのみんなの前で殴られ泣かされます。

すると、周りの子から「あの子泣き虫で気持ち悪い」と言われているのが耳に入ってきて、よけいにみじめな気持ちになって涙が止まらなくなります。

「あんなふうに大人と話をして、調子に乗ったからバチが当たったんだ!」とものすごく後悔します。


 

心理学的な解釈では出口がない


 

この話をすると、一般の人からは「あんたが調子に乗ったからそんな目にあったんだ!」と当たり前のように責められてしまいます。

しかし、「調子に乗ったあんたが悪い」と言われても、「どうして調子に乗ったら不幸なことが訪れるの?」という仕組みがわかりません。

ある人からは、「あんたが調子に乗って人を傷つけないために、神があんたに天罰を与えている」と言われたこともあります。

いい気分になって調子に乗っていたら人を傷つける?

たしかに、不幸で苦しんでいる人がいて、その人の事情を知らないでいい気分になって調子に乗っていたら、「私の苦しみも知らないでこの人はひどい!」と思われるかもしれない。でも、ちょっと調子に乗ったからといって、ここまで言われるってひどくない? 私の人生はその連続でした。


 

この現象は、心理学的には簡単に説明がつきます。

「楽しい!」という躁状態のあとに、「うつ状態」がやってくるのは、脳内のホルモンの問題です。

他には「前後即因果の誤謬」という原因があります。

「良いことがあった、だから怒られた。いじめられた」のように、悪いことがあった原因を「良いことがあった」に結びつけてしまう。迷信とかジンクスなどが、裏づけが取れないのに、勝手に原因を「良いこと」に関連づけてしまうのです。

これらの解釈や説明は「たしかにそうなのかもしれない」と思うのですが、「だったらどうやったらここから抜け出せるの?」という答えがない。

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