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あなたの才能があなたを苦しめる
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生き方・教養
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第5章 才能あふれる人たち(読者Q&A)

『あなたの才能があなたを苦しめる』
[著]大嶋信頼 [発行]すばる舎


読了目安時間:43分
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1 読者がいつもひらめきを与えてくれる


 

「ワトソン君、どう思うかね?」


 

ここからは、読者のみなさんからいただいたご質問に答えていきます。

最初は、「こんな私が質問に答えても大丈夫なのかしら?」と不安に思っていました。でも、答えていく過程で、「あ! 私はシャーロック・ホームズに出てくるワトソン君なんだ!」ということに気がついたんです。


 

コナン・ドイルの小説『シャーロック・ホームズ』をご存じかと思います。

天才探偵シャーロック・ホームズが助手のワトソン君とともにさまざまな難題を解決するあの有名なお話です。

私は、シャーロック・ホームズが子どもの頃から好きでした。

小説の中でホームズはワトソンに謎解きの質問をします。

「ワトソン君、君はどう思うかね?」と。


 

「ホームズの頭の良さだったら、わざわざワトソンになんか質問しなくったって、自分で解決できるんじゃないの?」と思うのです。

でも、どうやらホームズは、ワトソンに質問をすることで何か新しいアイディアがひらめいているようです。

あの小説が出版された当時は、「ミラーニューロン(脳内の神経細胞)」が発見されていないので、著者であるコナン・ドイルも「相手に注目することで相手の脳のまねをしている」ということなんか知らなかったはずなのに、ワトソンに質問をすることで新しいアイディアがひらめく、というおもしろい流れを書いていました。


 

質問してくださった方が優秀なホームズで、あの推理の過程と同じようなことをしてくださっているんだ、ということが質問の答えを探りながらジワジワッと見えてきました。


 

答えはすべてあなたの中にある


 

質問に答えていて、自分だったらこんなアイディアは出てこないはず、という答えが頭に浮かんでくる瞬間に、「あ! 脳のネットワークで質問者のまねをしているんだ!」というのがわかってきます。

自分の中にあるはずのない答えがスラスラと私の口から出てくるのは、とても楽しいし、私にとってもたくさんの発見を与えてくれて、私自身が人間関係でさらに自由になることができました。

そして、質問に答えていく中で、さらにおもしろいことに気がつきました。


 

ここに掲載している質問は、もともと講演会で答える予定で、事前に来場予定の方から寄せていただいたものでした。この質問を読む前に講演会の内容は決めていたのですが、質問に答えているうちに、「あ! この質問をしてくださった方の脳に影響されて、講演会であの話をしていたんだ!」ということが見えてきたのです。

講演会の内容が、まだ見てもいない質問に沿って構成されていたことにびっくりしました。

実は、これと同じようなことをカウンセリングで体験しています。


 

昔、「このケースは大変!」と思って、お師匠さんに相談したことがありました。

そして「お師匠さんから素晴らしいアドバイスをもらった!」と意気揚々とカウンセリングをしていたら、なんと、クライアントさんがまさにお師匠さんが言っていたままの気づきを私に話してくれたことがあったのです。

私は「え~! それ! 私がかっこよくカウンセラーとして答えることだったのに!」と頭の中で悔しがります。でも、それと同時に脳のネットワークってすごい!と感動するんです。


 

私がお師匠さんに相談をしているときに、脳のネットワークでクライアントさんにつながって、クライアントさんは私とお師匠さんの脳を使って「あ!」という気づきを得ている。講演会でも、私がひとりで話をしている、と思っていたら、質問を考えてくれていたみなさんのアイディアをお借りして話をしていた。

そして、この原稿も、講演会には参加していないけれど、これを手にとって読んでくださっている方の脳をお借りして書いている。

いろいろな方の脳に影響されて、さまざまなアイディアが生まれてくる、という流れがこの1冊の本で見えてきました。

そして、この本を読んだ方が「あ! これ、私も気がついてたことだ!」と思ったとしたら、私がその方の影響を受けて答えているからです。

未来に読んでくださる方の脳につながって、私はその方のアイディアを使って質問に答えている。

私は、シャーロック・ホームズから投げられる質問に一生懸命に答えようとしているワトソンです。

その答えは、コナン・ドイルが書いていたように「あれ? ちょっと的外れな推理?」となるのかもしれません。

でも、ホームズは確実にその推理を無意識のうちに完成させていきます。

そう、ホームズに必要だったのは、正解ではなく、どこか的外れなおかしな答え。

その答えがホームズの無意識を起動させて、ホームズが求めていた方向に導いていたのです。

私は、この質問を通じてたくさんのホームズと出会いました。

その武勇伝を書き記したいな、と強く思うんです。

それでは、次のページから、読者の方とのQ&Aを気軽に読んでいただけたら幸いです。

Q1

大嶋先生の本に書かれているキーワード(暗示の言葉)をつぶやくようにしていますが、数が多いので忘れてしまうこともあります。

以前の講演会で、「私が今日話した内容を忘れてしまっても、あとから何かしら効果が出る」みたいなことおっしゃっていましたが、本の内容やキーワードを忘れてしまっても、無意識レベルで心に作用しているものなのでしょうか?


 

大嶋先生:暗示の言葉は忘れるほうがいいですね。意識的になるよりも忘れていたほうが必要なときに出てきたりします。意識的に暗示の内容を覚えているときよりも、あの暗示なんだっけ? と思っている状態のほうが効いています。

人間って実は、ものすごく記憶力があるんです。それをあえて忘れるということは、無意識下に落とされているということになる。たとえば「知恵と力の調整!」という暗示を忘れちゃっても、片づけしているときにふと思い出すこともあるし、その言葉自体覚えてなくても作用しているということ。

「あれ、なんだっけ?」の「あれ?」という段階で作用しているから大丈夫です。

意識的にならないほうが良いということですね。


 

Q2

気になる男性が他の女性の話をするときに、ある特定の女性に対してだけ、どうしても反応してしまいます。

実際にはどうかわからないのに、自分にはない魅力があって、ありのままに接していることで受け入れられ、自分よりも大事にされていると感じるのです。

ひどい場合は、日常生活に支障をきたし、生きる気力もなくなり、発作的に感情をなくしたい気持ちに襲われます。

このような状態から抜け出すには、どのように捉えればいいでしょうか?


 

大嶋先生:嫉妬する、というのは裏を返せば心の成長の反応なんだよね。

特定の女性にだけ反応するということは、それは逆に相手から嫉妬されているということ。相手がこっちを意識していて、それをこっちが受け取ってしまって相手に反応しているという場合が多いです。

たとえば、男性が特定の女性と仲良くしているという話を聞いたときだけワッと思ってしまうのは、特定の女性から嫉妬されていると。こういう状態から抜け出すには「自分はもしかしたら嫉妬されているかもしれない」と思えばいいです。「この嫉妬は私のものじゃない」「相手からの嫉妬を私のものにしているかもしれない」と思えばいいですね。

相手の女性より長けている部分がある。自分で気がついてない部分なんだよね。

自分がなんで嫉妬されるんだろうと思うから、おかしなことになってまう。潜在的に長けているところに嫉妬が向くものなんです。それに気づいてあげるといいよね。


 

Q3

自分の夢や目標、未来を語ることについて。願いごとや目標は、口に出すと叶うとよく言われますが、嫉妬の観点からすると、人に話さないほうがいいのでしょうか。話してしまうと試験がうまくいかない、旅行の日に悪天候になる等、嫉妬で邪魔されてしまう可能性もあるのでしょうか。


 

大嶋先生:言ったら確実に嫉妬されますよ。

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