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1万人超を救ったメンタル産業医の 職場での「自己肯定感」がグーンと上がる大全(大和出版)
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生き方・教養
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CHAPTER4 [ケース別]自己肯定感をえぐる「職場あるある」のかわし方

『1万人超を救ったメンタル産業医の 職場での「自己肯定感」がグーンと上がる大全(大和出版)』
[著]井上智介 [発行]PHP研究所


読了目安時間:25分
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私のせいじゃないのに責任を押しつけられた


 さて、この章では、職場で起こりがちな問題や、従業員の方たちからたびたび寄せられる悩みの中から、特に自己肯定感を下げてしまうものについて、その背景や解決策をお話ししていきたいと思います。



 世の中には表面化していないだけで、攻撃性の高い人から精神的に追い詰められている人がたくさんいることを実感します。


 この「攻撃性の高い人」は、ほぼ無意識に、自分にとって攻撃しやすい相手を選んでいるパターンが多いと言えます。本当に怒りをぶつけたい対象には、色々な理由でそれが叶わないため、代わりの「ぶつけやすい人」を選んでいるだけでもあります。簡単に言えば、度を超えた八つ当たりです。


 本当の対象者から目をそらしているのは、そのほうが精神的にラクだからでしょう。


正しく怒れない人の構造


 あなたが職場で、上司Aからパワハラの被害を受けていたとしましょう。Aにもさらに役職が上の上司がいて、その人をBとします。


 実は、Aの怒りの原因は、上司のBにあるのでした。

「こんなに頑張っているのに評価されない」「いつもBが手柄を横取りする」などの不満があるのに、それを直接伝えられないから、あなたに矛先を向ける……



 とても迷惑なことですが、これこそ非常に多くの職場で見られるケースです。


 では一体、Aのような人物の心理構造はどのようになっているのでしょうか。


 Aは、上司であるBにたてついて自分の地位が保てなくなったり、不利な立場になることを恐れています。そこで、その恐怖心やイライラを解消するために、自分の権威性を手っ取り早く実感することを求め、立場の弱い部下への支配欲がどんどん強くなっていくのです。それは現場で、「指導」という名の八つ当たりや責任転嫁に変わっていきます。



 ただし、管理職など人の上に立つ人には、会社を守るためにも、一定の権威性や指導が必要になる場面があります。


 では、それが部下への攻撃に変わる人と、そうはならない人の違いは一体、どこにあるのでしょうか。


 決定的なのが、自我の成熟度です。自我とは、「自分の行動をコントロールして、現実社会に適応させるための脳の機能」です。


 人間の心の中には、欲求を叶えたい感情と、社会のモラルや規律を守ろうとする感情の両方があります。車で言うと、アクセルとブレーキです。


 運転中、約束の時刻に遅れそうだとしても、現実では赤信号を守りますよね。


 このように、自分自身をコントロールしてくれる機能が自我なのです。


追い詰められないための「伝え方」


 部下を追い詰めるような人というのは、この自我の発達がまだまだ未熟ということ。


 問題は上司にあるにもかかわらず、自己肯定感が高くない人だと、責任転嫁された時ですら「私の能力の問題だ」「私はこの会社に必要なのか」と、必要以上に自分の能力や存在を否定してしまうため、注意が必要です。



 こういった上司と一緒に仕事をする時は、普段から、責任の所在を明らかにしながら業務を進めるように心がけましょう。


 上から指示された仕事でも、明らかに「これはうまくいかないだろう」と、やり方や方向性などに違和感を抱くことがありますよね。このような時、責任の所在が曖昧だと、予想通りうまくいかなかった時、責任を取らされるのもあなたです。


 だからこそ、指示をもらった時点で、「最終的な責任の所在は上司にある」ことをはっきりさせておきましょう。


 そのための伝え方として、3つの方法をご紹介します。


 1つ目の方法が、ストレートに、上司に対して「私の意見とは違うのですが……」「この業務は、〇〇さん(上司)の責任で進めていくということですね」 などと伝える方法です。


 ただ、これは上下関係を重視するタイプや、プライドの高い人にはケンカ腰にうつるリスクもあるので、なかなか難易度が高いかもしれません。



 2つ目は、指示を真っ向から否定するのではなく 「私がやるには、〇〇のほうが合っていると思うのですが……」のように、自分の適性をアピールしながら意見を伝えていく方法です。


 それでも「俺の指示通りにやれ」と言われたら、後からトラブルが起きても、あなたは事前に変更を提言しているわけですから、上司が責任を取ることになります。



 3つ目の方法は、上司に教えを請うことで巻き込んでいく方法です。


 指示を受けた時点で、「万が一失敗すると、〇〇さんにご迷惑をおかけしてしまうので、細かくやり方を教えていただけませんか?」と、密に連携を取ることを心がけてください。共同作業であることをより意識させているため、トラブルの際も、あなた1人だけの責任にされるという最悪の事態を回避することができるのです。

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