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できる40代は、「これ」しかやらない 1万人の体験談から見えてきた「正しい頑張り方」
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生き方・教養
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01 40代ならではの「漠然とした不安の正体」を突き止める

『できる40代は、「これ」しかやらない 1万人の体験談から見えてきた「正しい頑張り方」』
[著]大塚寿 [発行]PHP研究所


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40代になったら誰もが抱く「原因のわからない漠然とした不安」。しかし、これを放っておいてはならない。まずはこの「不安の正体」を突き止めよう。

「今のところ、仕事も生活もなんとか回っている。ただ、常に『漠然とした不安』を抱えている」


 多くの40代の、偽らざる思いではないでしょうか。不安の大小はあれど「自分の将来についてまったく不安はない」などと言い切れる人は、ごく少数だと思います。


 この不安の正体とは何か。もちろん、その要因はさまざまです。ただし、その根幹をなしているのは「自分の仕事や職場は、この先ずっと安泰なのか」という将来に対する不安ではないでしょうか。


 現在の40代の皆さんはちょうど就職をする頃に、長銀、日債銀といった政府系金融機関や山一證券という名門企業が相次いで破綻したことを記憶しているでしょう。そのあとも有名企業、大手企業の破綻や吸収合併が相次ぎ、どんな企業に所属していても何が起こるかはわからないということを、身に染みて感じているはずです。


 さらに、ITやAIの発達で、「自分の仕事がなくなる」などという記事の見出しが、新聞や雑誌、ネットニュースを常ににぎわせています。常に脅されているような状態です。


 こうした不確実さへの防衛本能こそが、「なんとなく不安」の中核なのです。


 ここで思考停止して、「それでもまぁ、なんとかなるだろう」と漠然と思ってやり過ごしてしまうと、一生、後悔することになります。


 だからこそ、40代のうちに絶対にやっておいてほしいことがあります。それは、所属企業(組織)と自分の将来性を客観的に評価、予測することです。


 自分の乗っている船が、氷山やクジラと衝突してもびくともしない頑丈で大きな船なのか、風雨にさらされるたびに危険を感じる小さな船なのか、はたまた何もしなくても沈みかけている泥船なのか。それがわかれば、少なくとも「不安の正体」が理解でき、何をすればいいかも見えてくるはずです。


 ここで、私がキャリア研修等でいつも使っている表をご紹介したいと思います。五つの項目について、それぞれ5点満点で評価していきます。その際、「マクロ→ミクロ」、つまり①自社の業界→②自社→③自部門→④今の上司→⑤自分という順に評価するのがポイントです(本書の巻末にフォーマットをご用意しています)



① 自社の業界


 まずは、自社の業界の評価です。絶好調の成長期なのか、安定の成熟期なのか、じり貧の衰退期なのか。短期ではなく中長期的な視点で見極めてください。


 同じ業界でも差が出ます。例えばアパレルでは、かつて華やかだったデパート系のアパレルが軒並み(ちよう)(らく)する一方、ユニクロをはじめとしたSPA(製造小売り)は堅調に推移し、ZOZOTOWNなどネット系は大きく業績を伸ばしています。

② 自社評価


 業界内でどのくらいの位置にいるのか(業界トップ、2~3位グループ、ベスト10、それ以下など)という規模による評価だけではなく、経営は順調か、右肩上がりに成長しているか、明確な「強み」があるか、やりたい仕事ができるか、明るい未来が見えるか、などの基準で評価してみましょう。

③ 自部門評価


 自分のいる部門が会社の中で本流なのか傍流なのか、業績はどうなのか、将来性はどうなのかという視点で分析してみましょう。


 40代ともなると、業績連動制の企業では部門によってボーナスに2倍以上の開きが出るケースも珍しくありません。自部門が割を食ってはいないか、評価しておきたいところです。

④ 直属の上司


 サラリーマンは上司によって一生が決まってしまう側面があるのは紛れもない事実。今の上司が信用できるか、社内での将来性など、冷静に判断しておきましょう。


 最悪、どう見てもこの上司の元では出世できないということなら、どうするか。大手企業であれば異動の可能性もありますが、小さな所帯で人員が固定的な場合や、オーナー企業で上が替わることがあり得ない場合は、転職という選択肢も考えるべきでしょう。

⑤ 自己評価


 最後に、①~④を踏まえた上で自己評価を行います。自分自身の能力やスキルはどの程度のものなのか。社外でも通用するほどのものなのか、あるいは社内でも十分な競争力を持たないのか。


 それを踏まえ、このまま今の会社や組織、上司の元に所属することで明るい未来が開けるかどうか、改めて考えてみるのです。



 最後に、書き出した表をざっと眺めてください。そして、あなたの「不安の正体」を探っていくのです。


 ある人は、「自分の能力が十分でないことに対する不安」を持つかもしれません。あるいは、「今の会社では、自分のやりたいことができないのでは」「このまま、この業界にいても未来がないのでは」という不安かもしれません。


 不安はもちろん人それぞれですが、少なくとも「漠然とした不安の正体」がわかれば、どうやってそれを解消したらいいのかも見えてきます。それだけで、急に目の前の霧が晴れたような気になるものです。

Point!

不安の正体がわからなければ、知る努力をすればいい。

それが「後悔しない40代」への第一歩となる。

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