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スピリチュァリティ・カウンセリング 人を救う真の奇跡とは?
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生き方・教養
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開幕 高名な依頼人

『スピリチュァリティ・カウンセリング 人を救う真の奇跡とは?』
[著]飯田史彦 [発行]PHP研究所


読了目安時間:13分
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 日本国・岐阜県養老郡養老町船附一三五四︱一に、現実に存在している、「飯田史彦スピリチュアル・ケア研究所《光の学校》」……その美しい建物の二階に広がる、ロンドンの夜をイメージした「ベイカー街」の奥に見える扉には、「221b」と記されている。

(注: 「ベイカー街221b」とは、イギリスの作家コナン・ドイルが生んだ名探偵「シャーロック・ホームズ」が、探偵事務所を開設していた場所をいう)



 ある薄暗い雨の日のこと……帽子にサングラス、そして感染防止用のマスクという、まるで結界を張ったかのような(よう)(ぼう)の中年男性が、ひとりでタクシーを降り、「光の学校」の玄関に入って行った。やがて男性は、受付嬢に向かって、まるで演じているかのように、不自然なしわがれ声を発した。


「一時半からのカウンセリングを予約している」



 受付嬢は、「どこかで見たことのある人だ」と感じながらも、手元のメモを見ながら、いつもの調子で(さわ)やかに応対した。


「本日一時半のご予約は、シャーロック・ホームズ様となっておりますが、間違いございませんね?」


「間違いない……仮名で失礼」


「依頼者さまのプライバシーはお守りいたしますので、ご本人様の確認が取れましたら、仮名でも結構です」


「間違いない……私だ」



 その男性が、最低限の会話しか望んでいないこと、そして素性を知られるのを恐れていることを察した受付嬢は、にこやかに、決まり文句を口にした。


「それでは、お二階にございますベイカー・ストリートの221bのお部屋を訪れて、ドアを*回ノックなさってください」


「ドアを*回?」


「はい、それが、飯田史彦先生への合図となっております。本日は、*回のノック以外の場合には、飯田先生は決してドアをお開けになりませんので、ご注意ください」


「うむ……ありがとう、お嬢さん」


☆    ☆    ☆



 さあ、ここで視点を、私(飯田史彦)本人に移してみましょう。


 数分後、その男性が、「221b」と書かれたドアを*回ノックするのを聞いた私は、内側の鍵を回して、彼を迎え入れました。


飯田:ようこそ、おいでくださいました。


男性:飯田史彦先生ですか?


飯田:はい、僕が、飯田史彦、本人です。


男性:……


飯田どうしましたか?


男性:……ようやく、お逢いできました……

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