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(2021/11/26 追記)

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小さなことで感情をゆさぶられるあなたへ
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くらし
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第2章 「感情をゆさぶられやすい」を、今すぐなくす方法

『小さなことで感情をゆさぶられるあなたへ』
[著]大嶋信頼 [発行]PHP研究所


読了目安時間:26分
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表情を作って、

心を穏やかにしよう!!


感情は周りの人の暗示で
作られてしまう


 朝から調子が結構よかったのに、職場に着いたら同僚から「なんかちょっと顔色が悪いんじゃない?」と言われたとします。


 すると、その途端「あれ? ちょっと最近、寝不足なのかな?」と実際に調子が悪くなってしまうことがあります。さらに同僚から「ちょっと無理しすぎてるんじゃないの?」と言われると、「そう言われてみると身体がだるくてちょっと熱っぽいかも?」なんてことになってしまうのが“暗示”の力です。



 同僚に暗示をかけられた私は、「あ〜、なんだか疲れすぎで風邪を引いたかもしれない!」と息苦しくなり、「今日は仕事が続けられない」と思って、病院に行きます。


 病院に行き待合室で座っていると、だんだん同僚からの暗示が()けてきて「あれ? もしかして気のせいだったかも?」とさっきまでの症状を疑い始めます。そして、診察を受け、お医者さんから「なんともありませんね!」と言われた瞬間に「やられた! 暗示をかけられて病気になっちゃった!」と後悔します。


 人って、人の言葉で簡単にだるくなったり、苦しくなったり、(つら)くなったりしてしまいます。


 でも、相手は「こいつに暗示をかけて辛くさせてやろう〜!」と思ってやっているわけではありません(たぶん)


 朝のコミュニケーションで「優しい私は、あなたのことを気遣ってちゃんと見てますよ!」という意図で、「調子悪そうだけど大丈夫?」と心配そうに声をかけているだけなんです。でも、私たちはその言葉の暗示にはめられて「そうかな?」と思った瞬間から自分で症状を作ってしまうんです。

「感情」も同じように、相手の言葉によって簡単に作られてしまいます。


 ちょっと真面目な顔で真剣に何かを考えていたら、その表情を見て「イライラしているでしょ!」と言ってくる人がいます。

「いや、別にイライラなんてしていませんけど」と答えます。「でも、やっぱりイライラしているでしょ!」と言われると、本当にイラッとしてきて「だから! イライラなんてしていないですよ!」と口調が怒りっぽくなってしまいます。

「ほら! やっぱりイライラしているじゃない!」と言われて「あんたがしつこいからイライラするんでしょ!」となるのですが、「やっぱり人の言葉で感情は作られるものなんだな〜!」と思った瞬間でもありました。


 人は、相手のちょっとした表情から「この人は怒っている!」とか「この人は悲しんでいる!」などと読み取ってしまいます。相手が勝手に読み取った感情は間違っていることも多いのですが、自信を持って「今、怒っているでしょ!」と言われてしまうと、その感情が勝手に自分の中で作られてしまい、「あれ? いつの間にか感情をゆさぶられている!」となってしまうのです。

表情を作って、
感情に振り回されなくする方法


 相手から「動揺しているでしょ!」と言われた時に「そんなことないよ!」と言葉で否定しても、「そんな負け惜しみを言って!」と切り返されてしまうと、まんまと相手の暗示にかかってしまいます。


 そして、「もしかしたら動揺しているのを隠しているのかも?」となってしまいます。言葉の暗示って意外と強烈なんです。そして、否定すればするほど、その暗示にはまってしまうという、厄介な特徴があります。


 言ってしまえば、相手に「あ! この人は動揺している!」と思われてしまった瞬間から“暗示”は始まっていて、その暗示から逃れるのが難しくなってしまうのかもしれません。


 脳はいろいろな人とつながってコミュニケーションをとっています。そして自動的に他人の脳をまねてしまうために、自分にとってマイナスの感情も勝手に流れ込んでしまうと考えられるのです。


 では、「どうすれば、相手の暗示から感情をゆさぶられずに冷静でいられるようになるの?」ということになります。


 そこで出てくるのが、「相手の暗示をうまく利用して感情に振り回されなくなる方法」です。


 それは「表情を作っちゃおう!」というテクニックです。



 人は、相手の表情から「こんな気持ちなのかな?」と感情を予測して、目の前にある状況で勝手にストーリーを作ってしまいます。


 たとえば会議の前に、上司が真剣な顔で資料を読んでいたとしたら、その表情を見た部下が「私たちの成績が悪いから不満なのかもしれない」と思っただけで、“不満”という暗示を上司に入れてしまいます。


 別に上司は怒っているわけでもなく、ただ、前日に夜遅くまで本を読んでいて、目が疲れていただけ。


 なのに、部下たちが「怒っているかも?」というようにイメージして、何人かでその(うわさ)を広めていくと、上司は「なんだかだんだんイライラしてきた!」という感じになってしまいます。

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