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小さなことで感情をゆさぶられるあなたへ
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くらし
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第5章 人間関係の生きづらさを解消する暗示と口ぐせ

『小さなことで感情をゆさぶられるあなたへ』
[著]大嶋信頼 [発行]PHP研究所


読了目安時間:39分
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人の気持ちを

想像しすぎてしまうから、

感情に振り回されてしまう


人の気持ちを考え始めたら
「だから何!(So What!)」とつぶやく


 ここでは感情をゆさぶられる人が「人間関係の生きづらさを解消する簡単な方法」を紹介していきます。人間関係で感情をゆさぶられるいつものパターンに入りそうになったら、簡単な暗示の言葉を唱えるだけで「あれ? 感情をゆさぶられないかも!」となる方法です。


 私たちは普段知らないうちに“暗示の言葉”を使っています。「あの人は苦手だな」とか「嫌だな」という言葉を口に出したり頭の中で思ってしまっても、その言葉が“暗示”となって「嫌だな〜!」で感情をゆさぶられます。

“暗示の言葉”には他人や自分の思考や感覚、そして行動を誘導したり、操ったりする力があります。


 たとえば、ある学生さんが、授業でテニスの試合をする時に、実力№1の対戦相手に「足を痛めているみたいだけれど大丈夫?」という“暗示”を入れてしまいました。


 すると、「え? 別に痛めてませんけど?」と相手はあっけにとられてその言葉を否定しましたが、試合中に足が気になって思うように動けなくなり、彼は「実力的に絶対に勝てない相手に勝てたかも!」となったのです。



 これは悪い例ですが、言葉の力は人を不自由にしたり、逆に簡単に自由にすることができたりするんです。


 人間関係で生きづらさを感じている、感情をゆさぶられる人も、知らず知らずのうちに「生きづらくなる暗示の言葉」を使ってしまっているから「人間関係で感情をゆさぶられてしまう!」となってしまっている可能性があります。


 その暗示の言葉を、別の暗示に置き換えることで「あれ? 人間関係でゆさぶられなくなったかも!」というようになり、「人間関係がどんどん楽になっていくかも〜!」と変化していくんです。


 感情をゆさぶられる人は「人の気持ちがわかってしまう〜!」という暗示が入っているから「あの人は私のことを馬鹿にしているに違いない!」とか「みっともない格好をしているから誰からも相手にされない! と思っているに違いない!」ということが、相手のちょっとした言動から浮かんできてしまうのです。


 だから、相手が直接的にはそんなことを言っていないにもかかわらず、「そんなことを思われている。どうしよう〜!」と感情をゆさぶられてしまいます。


 人の気持ちが伝わってきて感情がゆさぶられる時には「だから何!(So What!)という“暗示の言葉”が効果を持ちます。


 この「相手の気持ちがわかる」という“暗示”から広がって、「相手の心の中にある真実がわかれば、私の感情は凪になる」と信じてしまっているので、グルグルと相手の気持ちを考え続けてしまうのです。

「だから何!(So What!)と唱えると“本来の自分”が目覚めて、じつは「相手の中には真実がない!」ということに気づかせてくれ、相手の中の真実を探るためにグルグル考える必要がなくなるのです。



 ある女性が子どものママ友と会話をしている時に「ダイエットとかしないの?」と言われて「え?」となりました。


 それをきっかけに「ママ友から“太っている”と思われている」ということに始まり、「太っている、なんてことは私が見下されているから思われるんだ」ということになり、「みんなから下に見られて馬鹿にされているんだ」と、想像がどんどん膨らんでしまい、「私はみんなから馬鹿にされている〜!」と感情をゆさぶられてしまったのです。


 そんな時に“暗示の言葉”である「だから何!(So What!)を頭の中で叫んでみます。すると「馬鹿にされている」のも「どうでもいい」感じになって消えていきました。



「あれ? なんで消えちゃうの?」ともう一度「太っているからママ友から馬鹿にされている」という考えに戻してみて感情をゆさぶってみます。


 でも、最初ほどは気にならなくなっていて、もう一度「だから何!(So What!)を心の中で叫んだら、本当にどうでもよくなってしまって心の中が静かになりました。

「人が思っていることなんてどうでもよかったんだ〜!」と本来の自分を感じることができたのです。

相手が自分のことをどう思っているのか気になったら、
「私の意図が正確に伝わりますように」とつぶやく


 先日、仕事の予約が入っていたのに、相手からキャンセルの電話がきました。


 ぽっかりと穴が開いたスケジュールに不安が(つの)ります。「あなたには能力がない、と思われてしまったのかな?」と考えてしまって感情をゆさぶられます。


 どうしてキャンセルになったのか? その理由は相手に聞かなければわからないのに、「相手が私のことを悪く思っているから」と勝手に想像してしまうのが感情をゆさぶられる人の特徴です。

「相手が自分のことを否定的に思っているに違いない!」と不安になったら、「だから何!(So What!)でもいいのですが、「私の意図が正確に伝わりますように」と心の中でつぶやくのが有効です。

「相手が自分のことをどう思っているのか?」とグルグル考えている時って「自分の善意が相手に伝わっていない!」時だったりするんです。「こんなに一生懸命に相手のことを考えているのになぜ?」と、どうして自分の善意が相手に伝わらなかったのか? という原因をグルグル考えて相手の誤解を解きたくなってしまうのです。


 この時に「私の意図が正確に伝わりますように」という暗示の言葉は“本来の自分”に働きかけます。本来の自分は「自分の意図は正確に相手に伝わるわけがない」ことを知っているのです。「そんなことわかっているのに相手の気持ちを想像するのがやめられない」というのが、“感情をゆさぶられてしまう暗示”なのです。


 そして、その“感情をゆさぶられてしまう暗示”を打ち消してくれるのが、「私の意図が正確に伝わりますように」です。



 ある女性が長年お付き合いのあるお客様と突然、連絡が取れなくなってしまいました。彼女は、「私が最近なれなれしくしすぎたからかな?」とか「あの時“大丈夫ですよ!”と言った一言で腹を立てられてしまったのかな?」などと考えて感情をゆさぶられます。

「そんなことを考えたって仕方がない!」と思ってやめようとするのですが、ふとした瞬間にその人のことが浮かんで、「相手の気持ちを考えるのがやめられない!」と苦しくなってしまっていたのです。


 そんな時に「私の意図が正確に伝わりますように」と心の中で唱えてみました。すると女性の心の中が「スーッ!」と落ち着きます。あんなに波立っていた感情が静かになり、フッと「出会いがあれば別れもあるもんな」と思えるようになっていたのです。


 そして、そのお客様のことを思い出しても苦しくなくなったら、不思議とお客様からまた電話がかかってきた、というのを聞いて、ちょっと面白くなってきたんです。「私の意図が正確に伝わりますように」と心の中で唱えるのが。


 ある女性が「最近パートナーの態度がそっけないな〜」と感じ始めて「私のことをもうどうでもいいと思っているのかもしれない」と考えてしまいました。そこから「魅力がないと思われている」というネガティブな考えが浮かんでしまい、「他の人に気持ちが移ってしまっていて、私のことはどうでもいいと思っているのかも?」と不安になった彼女は感情をゆさぶられてしまいます。

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