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2週間で感動的に元気になる! 医者の「色着きごはん」
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「色着き」の食べ物が老化を防ぎ、健康な心身をつくる……まえがきに代えて

『2週間で感動的に元気になる! 医者の「色着きごはん」』
[著]刑部恒男 [発行]すばる舎


読了目安時間:9分
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「最近、どうも疲れやすい」

「若い頃は徹夜しても平気だったのだが、このところ翌日に残る」

「老眼が進み、白髪が目立つようになった」

「朝がつらい」


 


 人間は、20歳ぐらいまでは成長を続け、以降は衰えていきます。とくに50歳、60歳という〈節目〉は、「え、嘘だろ!」というぐらい体力の衰えを感じることがあります。この頃になると、血圧も高くなりがちです。内臓も弱りがちです。


 もちろん個人差はありますが、最初にあげたような状況は、50歳ぐらいから起こるようになります。スポーツクラブなどで定期的に運動を続けている人でなければ、筋力も落ちてきますから、それだけ疲れやすくもなるのです。


 心筋梗塞や脳梗塞も、要は「血管」が老化することによって起こります。


 老化は、ある程度は仕方ありません。50歳ぐらいになると、みなさん大なり小なり、「若い頃のようにはいかないなあ」と老化を〈実感〉するようになるだけです。


 それなら、衰えるスピードを遅らせればいいのです。


 

■「生活習慣(食事と運動)で病気も治る」と分かっていても……


 


 この本のタイトルなどを見て、


 

「なんだ、緑黄色野菜のことか」


 


 と思われた方。それは少し早合点です。たしかに緑黄色野菜は、体にいい。けれども、たとえばニンジンはどんな病気に効くのか……という説明をされないと、ワケも分からず薬を飲んでいるようなものです。


 また、「そんなに即効で効くわけはないだろう」と思われた方。これも正しい考えではありません。たしかに飲んですぐ効くとん服ではありません。しかし、1週間も続ければ、はっきりと目に見える効果があらわれ始めます。


 それは医師である私が保証します。


 


 規則正しい生活をして、暴飲暴食をせず、適度な運動と睡眠をとっていれば、なかなか病気にもなりません。もっとも、多くの人は「そうは言ってもなあ……」と無茶をしたり不規則な生活をしたり、運動不足だったりで病気につながっていくわけです。


 人間の体にはもともと「抵抗力」「免疫力」というものが備わっています。外敵(ウイルスなど)から身を守る力です。ところが生活習慣が乱れると、要するに「病気になりやすい」状態になるのです。


 怖いのは「生活習慣病」なのです。


 風邪を引きやすくなりますし、胃腸も不調になります。この本では、


 

「病気になりにくい体のつくり方」


 


 これを「食」の観点から見ていきます。


 私は長年の経験から、「人間には、色の着いた食べ物がいい」ことを肌で感じています。感じるだけではなく、医学的に見てなぜいいのかも解説していきます。


 


 ニンジン、トマト、生姜(しょうが)、大豆、ピーマン、青魚((サバ)など)、紅(ザケ)、レバー……。


 漢方薬しかなかった昔の人は、こういう食物をバランスよく摂ることで、病気から身を守っていたとも言えます。生活の知恵です。


 そして、「この食品は、この病気に効果的」 というものがあります。「がん」に効く食物、「うつ」に効く食物……等々、本書ではそれを詳しく説明します。


 薬は必要ですが、薬だけでは病気は治りません。しかし、即効性があるからなどと、どうしても「薬」にばかり頼ってしまうのです。


 これからお話しすることは、言わば「薬に頼り過ぎない健康法」です。


 


 どんな薬にも、大なり小なり副作用があります。市販薬でも、虫眼鏡を使わないと見えないような文字で副作用が書かれています。極論かもしれませんが薬というものは、

「この薬を飲むと頭痛は治りますが、胃腸を壊すこともありますよ」


 というものなのです。痛み止めの薬と一緒に胃薬を渡されることがありますが、あれは薬に胃壁を荒らす副作用があるからです。他の薬も程度の差はあるものの、同様です。


 そして「連用は避けること」とも書かれています。頻繁に飲んでいると、最初の頃は1錠で効いたものが、2錠、3錠と飲まないと効かなくなります。医師の指導で毎日服用しているならいいのですが、例えば市販の胃薬などをしょっちゅう飲んだりするのは、決していいことではありません。


 ですから私は薬を必要最小限にし、副作用も充分考慮して処方しています。


 

■外科医から総合臨床医へ進んだ私だから言えること


 


 私はもともと、外科医でした。


 北里柴三郎先生を学祖とする、東京の北里大学医学部を卒業し、北里大学外科に入局しました。その後、腎臓・肝臓・膵臓移植外科技術を学ぶため、米国ピッツバーグ大学病院に留学し、帰国後は腎臓移植外科を専門として多数の移植手術を施行しました。


 北里救命救急センター(ER)では外科講師として指導した時期もあります。


 とにかく忙しかった。臓器移植やERは、対応を間違うと患者さんの生死に直結します。

「失敗してはいけない」


 このストレスで、私は心身ともにボロボロでした。現在の富山県高岡市へ移住してクリニックを始める決意をしたのは、40代に入った頃でした。

『ブラック・ジャック』にあこがれて外科を志したので、外科医はやり甲斐のある仕事でした。心肺停止状態で運び込まれた患者さんが蘇生術、緊急手術で命をつなぎ止め、無事に退院できた日は充実感がありました。


 しかし、医療現場ではさまざまな葛藤がありました。蘇生術の甲斐もなくそのまま亡くなる人。がんを根治手術で完全に取り除いても、後日再発で亡くなる人。腎臓移植したものの拒絶反応で機能不全になり、再び透析治療に戻る人。充実した日々だけでなく、無力感に打ちのめされる日もありました。


 こうした臨床経験を通して、「最後の砦である手術になる前の段階で病気を根治させたい。病気そのものを予防したい」そうした思いから、内科・小児科――つまり、総合臨床医の道を選んだのです。


 


 大学病院や大きな病院では、重症患者さんに対してそれぞれの専門医が助け合って治療できます。しかし地方の臨床医は、そうはいきません。トモエクリニックの院長は私であり、他に医師はいません。私が病気になるとクリニックも立ち行かなくなります。


 それだけに私自身が、非常に健康に気を遣うようになりました。さらにCTなどの医療機器で判断する前に、問診、触診、打診を念入りに行ないます。


 総合臨床医というものは、患者さんの顔色を見たり話を聞くだけで、おおよその病気を判断できなければなりません。


 小さな町医者ですが、救命救急ではさまざまな修羅場をくぐってきました。私には40年以上の臨床経験があります。延べにすると、20万人以上の患者さんと接してきたでしょう。


 


 さらに、一般診療だけでなく患者さんの生活習慣指導・食事療法・運動療法まで行ないます。それは私が、「薬や手術だけでは、病気は治らない」と思っているからです。


 薬はできるだけ必要最小限に。でないと「薬漬け」の体になっていきます。


 薬は人体にとっては〈異物〉だと言えなくもないのです。重篤・緊急の場合は薬が不可欠ですが、少し体調が悪い程度で薬に頼っていると体はボロボロになります。


 

■私はかつて、総入れ歯宣告を受けたほど体調が悪かった


 


 とはいえ、最初は大変でした。診察することで、患者さんからありとあらゆる病気に感染し、どちらが患者か分からない頃もありました。


 私がクリニックを開業したときは、猛烈に忙しい仕事で髪の毛に白髪が混ざり始めていました。歯槽膿漏が悪化して歯科医には総入れ歯を覚悟するように言われました。


 薬だけでは病気は完全には治らないことは、それまでの経験で分かっていました。当たり前になりますが、規則正しい生活、バランスの取れた食事が病気を治すのです


 


 40代で白髪が混ざり始め、総入れ歯宣告を受けたのをきっかけに、私は毎日の生活習慣を徹底的に見直しました。食習慣も変え、毎日運動を続けるようにしました。


 その結果、白髪の毛の根元が黒くなり、やがて白髪混じりが消えて黒髪に戻りました。もちろん、歯は今でも入れ歯ではありません。生活習慣を見直すことで、70代の今でも40代の〈脳力〉と健康体を保っています。


 そのキーワードが、「色の着いた食物は体にいい」ということなのです。


 


 ニンジンを食べると、動脈硬化、がんなどに効きます。


 レバーやサバは、元気度が増します。


 レモンは体内の酸化物を排出してくれます。


 それぞれの食物によって効果は異なりますが、こういったものを意識して2週間食べ続けると、体調は確実に良くなります。


 もちろん、いい加減な食事をしていた人には2週間でもきついかもしれない。また、あまりにも凝ったメニューも気疲れします。


 要は、色の着いた食物を食べればいいんだ、というところから始めて下さい。そしてまず、1週間、続けてみて下さい。効果があらわれ始めるはずです。


 

■「元気で長生き」しなければ、人生面白くない


 


 医学が進歩し、日本は世界有数の長寿国になりました。しかし、寝たきりだったり認知症が進んでいたり……という人も少なくありません。元気で明るく生きられなければ、「つまらない余生」ということになります。


 高齢になっても元気で生きられるカギは、40歳~60歳ぐらいに乱れがちな生活習慣を、早いうちに見直すことです。若い頃は少々、無茶をやってもリカバリーが効きましたが、中高年になると無茶はどんどん体を悪くします。


 


 緑色の食品は、がんや認知症を50%軽減します。黄色のオメガ3の油は、心筋梗塞・脳梗塞を予防します。赤色の食品を摂ると骨粗鬆(そしょう)症になりにくくなります。茶色の食品は、うつに効果的です。紫・黒色の食品は、100歳まで元気に生きることにつながります。


 反面、白米や砂糖に代表される白い食べ物は、寿命をちぢめます。


 こういったことを、単に私の経験話ではなく、膨大な資料(巻末)を元にして解説していきます


 


 この本は、50代の、あまり健康とは言えない人(太田さん)に、私がレクチャーをする形で進みます。専門的な話もありますが、最小限にしました。


 食べるだけで元気な体を取り戻せる「色着き食物」。豆腐や納豆など、とくに面倒な調理の必要がない食品を中心に選びました。調理法によって効果も変わりますので、簡単な調理法もご紹介します。


 


 みなさんの元気な人生を祈って!


 

医学博士 刑部恒男 

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