『狙ったオトコを確実にしとめる オンナ・バリューの高めかた(大和出版)』
[著]勝倉千尋
[発行]PHP研究所
これはたいていの女性にとって不都合な真実かもしれない。
でもね、私は、みなさんのオンナ・バリューを上げる使命がある……。
だから、これだけは、どうしても言わねばなりません。
「恋愛において、女性は、見た目が9割」
「男性は、美女が大好き」
「『ヤリたい!』と思われなきゃ、恋の花は咲かない」
あー、ヤダヤダ!
もーね、身も蓋もなさすぎてイヤになっちゃうんですけど、これがまごうことなき現実です。
誤解のないように先に言っておきたいのですが、これは、
「超絶美女であれ」
「顔の造形のいい女性以外は恋愛ができない」
ということではありません。
とはいえ、男性は、見た目にグッとこないことには、どうにもハートに火がつかない生き物というのも本当です。
実際、「顔は気にしません」と言っている男性のマッチングアプリを見せていただくと、たいてい可愛い子ばかりに「いいね」しているのです!
なので、恋愛をしたいなら、結婚したいなら、本命になりたいなら。
あなたの見た目バリューを、限界まで向上させる必要があります。
そもそも、「恋したい♡」と言っているのに、
髪はボサボサ
服はダボダボ
腹はブヨブヨ
靴はボロボロ
だなんて、はっきり言って意味がわかりません。
やる気あるんでしょーか?
特に、女性が大好きな、
・顔よし
・年収よし
・コミュ力よし
な、ハイスペック男性なんて、女性を選び放題なわけです。
そりゃあ、見た目も可愛い女性が有利に決まっています。
わざわざおブスを選ぶ理由がないからです。
少女漫画では、「学校一のモテ男が、並み居る可愛い女子には目もくれず、ぱっとしないヒロインに一目惚れ」みたいなストーリーがありがちですが、あれはあくまでドリームです。
商業用の夢ですから、真に受けてはいけません。
しかし、世の中の女性向けモテ本にさえ、
「男性のイイところを褒めて……」
「聞き上手な女になって……」
「手料理で家庭的なところを演出して……」
というように、内面性のアピールが一番効果的かのように書かれているものが多いんですよね。
でも正直、「ちょ、嘘つけよ!」という感想しかありません。
そんなモテテクは、見た目バリューの向上をサボっている女性に希望と夢を与える、ただの慰めです。
だってどんなに褒め上手だろうが、性格がよかろうが、筑前煮をおいしく作れようが、そんなもんは「見た目」という価値の前にはもろくも崩れ去るんだもの。
というよりも、見た目に及第点をもらえなければ、褒める機会も、手料理を食べさせる機会も回ってこない、と言ったほうが正しいかもしれません。
マッチングサービス運営で気づいた、不都合すぎる現実
私は、自社でマッチングサービス「バリマッチ」を運営しています。
そこでは、事前にうかがった希望条件を元に、異性をご紹介させていただき、その中から気になる方にマッチ希望を出すシステムなのですが……。
男性に女性をご紹介する場合、希望条件が合っているかよりも、見た目が可愛い順にマッチ希望が入ることがとても多いです。
なんなら、条件は合っていても、外見が気に入る女性がいないと「マッチ希望すらしない(!)」ということすらあります。
オイ! アナタさ、「自立して経済力のある女性がイイ」っちゅーたやんけ!
東大卒・年収1000万円女性がここにいるやんけ!
なんで選ばへんのや!
と突っ込みたくなるのですが、男性の女性の選び方を観察していると、
① まず外見が好みかをチェック
② その他の条件をチェック
という要領で、見た目を足切りラインとして設定している様子です。
つまり、いくらその他の条件がよくても、「見た目が微妙だと食指が伸びないし、逆に好みだと、ちょっと無理してでもゲットしたい!」となるようです。
女性は男性を選ぶときに、学歴や収入など、ほかにも要チェック項目があると思うのですが、男性は外見を最重要視すると覚えておいてください。
だから、見た目バリューを、自分ができる極限まで上げるのは、本命として愛される「オンナ・バリューの高い女性」たるもの、最低限やるべきことです。
もちろん、男性もバカではないので、外見だけで本命を選ぶわけではありません。
しかし、本命となるには、外見の足切りラインを超えないと話になりません。
逆に、そこで男性をグッと惹きつけられれば、その後の展開が女性にとても有利になって、いいことづくめです。
超絶美女である必要はありません。
しかし、女性の磨くべき第一優先は、外見です。
見た目バリューの向上をサボってほかの努力をしても、ほとんど無意味だということは、しっかり覚えておいてくださいね。