『120歳まで「悩まず」に元気に生きる方法(KKロングセラーズ)』
[著]浅川雅晴
[発行]PHP研究所
家族の一員として、手伝いで「働くこと」を身につけさせる
白い雲と青い空、朝顔が風にゆれ、風鈴の音色が響く。ランドセルを背負って、両手に「スリッパと運動靴」をかかえ、帰宅している姿を見た。そうか! 明日から夏休みなんんだあ~。
大人も一カ月、少々夏休みが欲しい。僕の経済力では、一カ月は休めない。僕が子供だった夏休みは、ずっと勉強漬けだった。そのことを思い出した。休みなんか、なくてもよい。勉強しなくていい。今は幸せと思えた一瞬がそこにあった。
夏休みに入ったら「ラジオ体操」をする朝六時三〇分頃。
①朝食前の二〇分~三〇分間を宿題ととり組む。そして、朝食。食後は血糖が上がる。お腹に血液が集まり眠くなる。勉強に集中できない。遊んだり、朝寝をさせたり自由にさせる。
②昼食前の二〇分~三〇分間、宿題をさせよう。昼食が終わったら自由にさせる。
③午後五時から夕食の買物に行く。母親の荷物を持ってもらう。
「人を助ける教育をしよう!」
母親が夕食を作っている間、二〇分~三〇分で宿題をしよう。
「玄関、窓ふき、トイレのお掃除」を一五分毎日手伝ってもらおう。
●学童期に親を助ける教育ができていると、子供が成長した後も親を気づかうことができるようになる。先を見据えた人間形成は、学童期にしっかりしておく。