読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン

犬耳書店はRenta!へ統合いたします

(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
詳しくはこちらでご確認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

0
-1
kiji
0
1
1302209
0
韓国問題の新常識
2
0
0
0
0
0
0
政治・社会
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
はじめに

『韓国問題の新常識』
[編]Voice編集部 [発行]PHP研究所


読了目安時間:3分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ


 二〇二〇年九月十六日、第二次安倍内閣が総辞職した。安倍晋三首相の在任期間は七年八カ月に及んだが、隣国・韓国との関係についていえば波瀾続きであった。


 第二次安倍政権が発足したのは二〇一二年十二月のことである。それから三カ月後の三・一独立運動の記念式典において、(パク)槿()()大統領(当時)は「加害者と被害者の立場は千年の歴史が流れても変わらない」と語った。その後、両国は二〇一五年十二月に、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した日韓合意を締結。韓国もついに「未来志向」に向かうとの歓迎の声も聞こえたが、歴史とは往々にして直線的に進まないものである。


 韓国大法院がいわゆる元徴用工問題に対して、日本企業に賠償判決を命じたのは二〇一八年十月のことであった。それ以降、雪崩(なだれ)を打つかのように両国の関係は悪化していく。極めつきは二〇一九年夏の日本側の対韓輸出管理強化を巡る騒動と、韓国側の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄であろう。かくして両国のあいだには、いまこの瞬間にも火種が(くすぶ)り続けている。日本と韓国では、互いの価値観に少なからぬ差異があるのは、新型コロナウイルスへの各々の対応や姿勢を見比べてもわかる。また世界史を紐解けば、複雑な事情が絡む隣国同士が対立するのは珍しくない。お隣だからこそトラブルに見舞われる点は、私たちの日常でも同様だろう。


 だからといって、わかりあえない韓国とは関係を断てばいい、という話ではないはずだ。これだけ両国のあいだに経済や観光、文化の面で交流がある時代、たとえば一部で安易に叫ばれるような「断交」は非合理的にすぎる。保守もリベラルも、右も左も関係ない。私たちが追求すべきは「国益」である。主権国家として主張すべき点は断乎として声を上げ、同時に日本の現在と未来に鑑みて採るべき選択は何か、真摯に考えなくてはならない。


 そのとき、私たちが韓国の行動原理や実情、さらには両国のあいだにどのような歴史的問題が存在するかを知らなければ議論もはじめられない。本書は二〇一八年十月の「元徴用工判決」を経て、日韓関係が大きく揺らいだ二〇一九年以降の月刊『Voice』に掲載された論稿を中心にまとめたものだ。いずれも各分野の第一線で活躍する識者が中長期的かつ多角的に日韓関係及び韓国自体を論じており、時を経ても決して色褪せる内容ではない。令和の日本はいかに韓国と向き合うべきか、その難しいテーマに少しでも新しい視座を供することができれば幸いである。

月刊『Voice』編集長 水島隆介

この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:0文字/本文:1071文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次