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(2021/9/29 UP)

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あらゆる場面ですぐに使えるNOをYESにする力!
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『あらゆる場面ですぐに使えるNOをYESにする力!』
[著]佐藤達郎 [発行]ディスカヴァー・トゥエンティワン


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本書でご紹介した説明術の4つの力「言語化力」「細分化力」「質問力」「調整力」は実は、企画や提案そのものの精度を増すためにも有効な手法です。

最後にこの点に関して簡単にご説明しましょう。


 

企画は、通常、漠然と浮かんだ思いつきから生まれます。その思いつきを、どう練り上げていくか。お菓子メーカーに勤めるビジネスマンが、新しい味の「かき氷バー」について企画を考えているという設定で話を進めます。

かき氷バーはすでにたくさんの味が発売されており、ある意味、飽和状態です。できればターゲットを大人にまで拡大したいという課題も上がっていました。

そんなときあなたは、「甘くないのもアリじゃないか?」と考えます。「しょっぱいかき氷バーって、新しいぞ。明日の新製品企画会議で提案しよう!」と思いつきました。

でも、これでは単なる思いつき。「4つの力」を使って精度を高めていくことが大事です。

まずは「細分化力」の出番です。「しょっぱい」とは何だろう。「しょっぱい」には、どういうものがある、という風にアナリスト気分で分類していきます。

しょうゆ、ソース……。待てよ、しょっぱいものには、食事のときにとるものが多いな。食事といえばごはん、味噌汁。あ、汁ものだと、スープがあるよな。

ポタージュ、コンソメ。コンソメのほうがよさそうだな。よし、明日の企画会議では「スープ味のかき氷バー(コンソメ味)」を提案しよう。

さあ、次に「質問力」の出番です。「相手目線カメラ」を発動させて、会議で出てくるであろう質問や意見を想像してみます。

「しょっぱいかき氷バーというコンセプトはOKですね? では、コンソメがダメということ? ポタージュのほうがいいですか?」

「スープは熱いもの、かき氷バーは冷たいものというギャップが気になりますか?」

自問自答を続けていきます。

そうだ。確かに、熱いイメージのあるコンソメスープだと、かき氷バーとして食べるのには違和感があるかもしれない。そして、あなたはヒラメクのです。

あ! そうだ。あの夏に飲むと妙に美味しい、冷たいジャガイモのスープは何だっけ? 大人っぽいフレンチの店でよく出しているよな?

思い出した、ビシソワーズだ! よし、「大人にぴったりの夏の味。かき氷バー(ビシソワーズ味)」を明日の会議で提案しよう!

ここまでくれば、思いつきが立派な企画に昇華されています。売れるか売れないか、採用されるかされないかはともかくとして、新製品企画としては成り立つと思います。

次に、明日の会議までにあなたがすることは、「かき氷バー(ビシソワーズ味)」について、そのよいところを「言語化力」を駆使して言語化していくことです。たとえば、ビシソワーズそのものやその語感が大人びていて、今回の「大人にターゲットを広げたい」という課題に合っていることなどです。

さらに、「ビシソワーズって知らない人、多くない?」という予想されるネガティブな意見に対しても、女性誌などを参考に答えを用意しておきましょう。可能であれば、チームリーダーの「得」になること、たとえば「部長も説得しやすそうだ」とか、「話題を呼びそうなので、販売部門も乗ってくるに違いない」と思えるような資料や説明を充実させることです。「調整力」を発揮するというわけです。

こんな風に、あらゆる企画・提案、そして営業トークは「4つの力」でより完成度を高めていくことが可能です。


 

最後になりましたが、実業之日本社学芸出版部ビジネス書編集の酒井圭子編集長と寺門侑香さん、そして、“作家のエージェント”アップルシード・エージェンシーの宮原陽介さんに、大きな感謝を捧げたいと思います。3人の方とのディスカッションを通じて本書が形づくられ、わかりやすく仕上がっていくさまは、なかなかにスリリングでした。

さらにさらに、多くの提案やプレゼンを一緒に乗り切ってきた仲間たち、普段お世話になっている皆さまにも、感謝です。ここには書き切れませんが、皆さんとの苦労があってこそ、こうしてこの本が書けました。

「NOをYESにする」ことはもちろん、優れた企画・提案のためにも、ぜひ本書でご紹介した事柄を活用していただければと思います。あなたのビジネスライフがより輝きを増すことを、著者として願っています。

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