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(2021/11/26 追記)

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コロナ時代の強い心のつくり方(KKロングセラーズ)
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くらし
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3章 心の乱れが「心身症」を連れてくる

『コロナ時代の強い心のつくり方(KKロングセラーズ)』
[著]浅川雅晴 [発行]PHP研究所


読了目安時間:37分
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四月一六日


 依然、減る傾向がないコロナウイルス感染病の患者さん。


 今日は新たに一四九人の感染者となっている。



 夜九時、消毒液を手に入れたくて電車に二駅乗車。


 大きな薬局へ行った。


 東京が東京でない様子。


 ひとつ車両に僕一人が座っていた。


 体を乗り出して前の車両を覗いた。


 二人のお客さんが座っているだけ。

「今、車両強盗に遭ったら、助けを求められない!」


 そんな怖さを感じた。


どっちつかずの毎日を過ごすことの不安



 今までは、電車が行ってしまっても二分~三分でホームに人がたくさんになるのが当たり前だと思っていた。それが五〇年間で初めて電車の中にもホームにも歩道にも人がいない。今までそういう東京を見たことがない。


 コロナウイルスは本当に悪の大魔王である。


 あっという間に東京の人の流れを止めてしまった。


 一車両に一人の客である。


 人の居ないホームに立っていると、何か怖いものを感じた。



 変わり果てた東京の街を見れば、誰だって異変を感じる。

「この先どうなっていくのだろう?」と思うはずだ。



 四月一六日「一人一〇万円の給付金が支給される」。


 そのTVニュースが流れた。



 お金をもらうのは助かる。だが給付金一〇万円がいつまで生活費としてもつのだろう?


 給付金を使い果たした頃、仕事が復活するのだろうか? 不安要素が次々に出て来る。どんな困難な時でも、ここまで頑張ればコロナウイルス問題が終息する、といったはっきりした目標があれば、どんな困難でも乗り越えていける人たちが多い。


 しかし、なにしろウイルスであるがゆえにどうなるか分からない。


 行動の自粛が解除されて数週間後で感染が再び爆発するケースも考えられる。


 再び自粛が発令されてもおかしくない。


 給付金は使い果たすが仕事にも行けない。


 精神的打撃が必ず来る。



 どっちつかずの毎日を過ごすことが「うつ病や心身症」を出して来ている。


四月一七日


 新型コロナウイルスはたちが悪く、強いウイルスである。



 新しい薬の開発が急がれているが、とどめを刺す薬には至らないのが現状である。


 誰を責める訳にもいかない、もどかしさがある。


 簡単に死んではならない。


 命ある時は美しく光る。


 命がなくなってしまうと物体でしかなくなる。


 ニューヨークで、コロナで亡くなっている人たちの死体がコンテナに積み重ねられる。本当に悲しいのに涙が出ない恐怖がある。



 人が生きていて光る存在である意味を、叩きつけられている気がしてならない。


心の乱れが自律神経をかき乱し、心身症が発生する



 東京の感染者数が四月一七日に二〇〇人になった。


 これからどうなって行くのだろう、とTVニュースに釘付けである。


 ここから先は、

●経済的打撃によるうつ病患者さんが増える。と予想される。

●心の不安感が心身症(動悸、頭痛、下痢)を発生させると考えられる。


 心の病である「うつ病、心身症」についてまったく興味を示さない人も身を守るため、耳を傾けていただきたい。


 心の病に興味を示さない人から順に、脱落する危険がある。


 コロナウイルスは急速に増えたり、一時静かになったり、横ばいになってはまた急速に増えるということをくり返し、静かに終息すると考えられる。


 コロナウイルスの乱高下によって人々は安心感を乱高下させる。


 心の乱れの乱高下は自律神経をかき乱す。


 そこで心身症が発生してしまう。また、うつ病を伴うこともある。


学童が出す症状


学校閉鎖、そして少し登校しては、また閉鎖になる。

子どもたちの生活が乱れてくる。今までは、

●朝七時に起きていた。

●昼、給食を時間通りに食べていた。

●帰宅して少しおやつを食べる午後三時。

●塾に行って一七時~一八時に帰宅する生活を送っていた。



 しかし、一日の決まっていたことにズレが生じる。


 朝起きる時間が学校閉鎖で八時だったり九時だったりして違ってしまう。そのことで自律神経の乱れが始まる。


 一番悪いのは床に着く時間が遅くなることである。


 学校閉鎖で朝七時に起きなくても良い。


 体は正直で、「そうか朝七時でなくても良いのだ!!」「遅くまで夜起きていても良いのだ!!」と思ってしまうと、一番悪い習慣ができてしまう。


 それまでは夜九時、床に入っていた学童たちが、夜一一時、一二時までTVを見たりゲームをして床に着くことが遅くなっている。


 コロナが収まって、学校が始まったとする。しかし行ったとしても教室で落ちつきがなくなる。

●教師から注意されることがたびたび起こる。

●学校へ行きたくない気持ちになる。

●不登校になるきっかけをつくる。



 学童の心身症が始まる。


●朝、学校へ行く時間が近づくとトイレに走りこむ。腹痛、下痢が起こる。

●子どもによっては頭痛になる。「お母さん、学校に電話して欠席と伝えて欲しい」と言うようになる。

●子どもは体調不良で学校を休めることを覚えてしまう。

●不登校ぎみになる。

●学校へ行っても勉強についていけない。

●学校で孤立する。

●本格的に不登校が始まる。


親の間違いで深刻な事態となる



 心身症を起こした腹痛、下痢の子どもに、(あわ)てて街の薬局で薬を買って腹痛、下痢止めを飲ませる。

●一回目は効く。

●そのうち効き目が短時間に変わってくる。

●そこで昼にまた痛くなった時に飲みなさい、と親が薬をランドセルに入れる。

●頭痛を出してきた子どもに対しても同じことをする。

●そのうち精神的な症状を出してくる。



 子どもたちには、街の薬局で買った薬はだんだん症状を悪化させる。


 精神科、心療内科の受診は「二回同じ症状を出してきた時が受診時である」


 精神の病は早期発見が、その子どもの再発を防ぐことになる。

●親の間違いで痛みを抑え続け、時間がたってしまうと心身症が深刻な事態となる。


 心身症の見逃しは、心の痛みの放置とつながっていく。

●中学に入学する頃、遠くの中学となった場合、バス停などの人が集まる所で「呼吸困難」症状が突然起こってくる「パニック発作」を出す子どもも珍しくない。

●一度パニック発作を出すと「人の集まる駅」「デパート」などで吐き気を起こしてくる。気分障害を出す子どもも珍しくない。

●パニック発作は心の病と知らないで放置した時に多くみられる。

●中学や高校の入学試験場で起きると、本人の希望校に入学できなかったりする。


 これらは本人の人生を狂わせる挫折につながる恐れがある。


子どもの心身症の原因



 子どもの心身症の原因は突然変わる日常生活にある。

●コロナウイルス問題で急に学校閉鎖になると入学式を楽しみにしていた。子どもの心から楽しみにする目標がなくなる。いつ学校へ行けるのか?

●目標があると心身症は起こりにくい。

●大人たちも行動自粛がかかっている。家庭内でイライラしてしまう。ストレスを子どもに向ける。「勉強しろ!!」と毎日怒鳴ってしまう。

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