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編集部コラム

彼女に読まれたら困る、男のホンネ暴露本

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IS (犬耳書店編集部)
2018年3月26日

「ここまで書くなよ、ばらすなよ!」と、私は言いたい、言わずにはいられない。女性にこんなに男の本音を知られたら、いろいろやりにくくなるじゃないかっっ! という本なのです、この本は。男にとって、実に困った本なのです。

 

別れを決意した男のズルい行動とは?

なにが困るかというとですね、例えば、別れを決意した男がとるズルい行動の解説。別れを決意した男は会う機会を減らすって書いてあるんですけど、そんなことは女性も知ってる周知の事実じゃないですか。

 

困るのは、会う回数を減らすために男がよく使う口実とか、あわよくば彼女のほうから自主的にあきらめてくれないかと願う胸の内まで詳細に書いてあることなんです。

 

例えば、フェードアウトするためにデートの約束をはっきりさせず【「今週末はムリなんだ」「来週なら大丈夫だと思うから、予定が出たら連絡するよ」と、あたかも来週にはデートする気があるかのような言い方をして、その直前になると「出張が入っちゃったよ」などと、また翌週に延ばす】

 

まったくもう、ここまでばらすなっつーの。

 

著者は男だけれど、男を追い詰める

著者の野浪まこと氏は、かつてボクシングライターを目指していたそうで、その文章は、まさにボディブローのように、男をじわじわと追い詰めます。

 

……って、男が男を追い詰めてどうすんだ!? と書きながら、この本をここで取り上げることで、女性に広めてしまっている私も私か。片棒かついでどうすんだ!?

 

意義はあるけど、異議もある

著者の片棒をかつぐだけでは能がないので、多少の突っ込みを入れておきたい。

 

第一章「出会い編」の中で、著者は優しい男には注意したほうがいいと、女性に次のようにアドバイスしています。

 

優しい男は、あなたにだけでなく【総務課のキミエに対しても秘書課のユリに対しても、いやいや掃除のオバチャンに対してだって】優しくしているはずだから、よく観察したほうがいい。【優しく接してくれている→恋の予感、というのは多くの場合勘違い】

 

はい、これに異論はございません。が、しかし、このアドバイスには落とし穴があると思う。なぜなら、あなたにだけ優しくする男は、本当に優しい男なんかじゃないから。

 

特定の女性にだけ優しい男は、節操のない下心を隠すための隠れ蓑として優しさを演じているにすぎません。そんな男とつき合ったら、後で豹変して、ストーカーになるかもしれませんよ。

 

突っ込みどころもあるけれど、憎めない

この本には、ところどころに「男はこんなにバカな生き物なんだ、許してやってくれ」的な甘えた男の(というか筆者の?)本音も見え隠れしています。結局、男は寛容な女性が好きなんですよ。それってつまりは“都合のいい女”だったりするわけですが……。

 

「ふざけるなーっ!」という声が女性から聞こえてきそうですが、女性だってそうでしょ? なんでも許して認めてくれて、料理も洗濯も掃除もしてくれる、そのうえ高収入の働き者な男がいたら、惚れちゃうでしょ?“都合のいい男”がいたら、ゲットしたくなるでしょ? でしょ、でしょ?

 

『思いがけない一言、行動でわかる 男の恋心のホンネ』は、男の本音を知りたい女性におすすめですが、本音を知ったら男に幻滅するかもしれません。理想の男をゲットすべく男の本音を知ったのに、結果的に不幸になるかもしれない危険な本です。なので、取り扱いにはご注意を。

 

今回取り上げた本はこれ

 

著者:野浪まこと

発行:すばる舎

内容紹介:みなさん、男の〈サイン〉を読み違えていませんか?「あれってどういう意味なの?」とずっと疑問だったことが一気に解決!!

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このコラムを書いた人

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IS
犬耳書店編集部

元フリーランス・ライター、ときどき編集者。アートから天皇制まで守備範囲は広い(節操がないとも言う)。趣味は筋トレと自転車、特技はダイエット。10年以上、ベスト体重をキープしていることが自慢。

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